13.06.01【その1】

6月だって…!うへー。

さて、今日は授業の1クール最終日。講評と貴重作品の閲覧。

毎年講評をしていて思うのは、
タイトな時間での作業解説から1週間で(今回は2週間だったけれど)
学生たちは本当に良く仕上げてくるな、ということ。
きっと作業を眺めていたら、「おいおい!」ということも
たくさんあるに違いないが、それでもすごいなあと思う。
私にとっては「実践した人間に敵うものはなにひとつない」ことを目の当たりにする時間。


貴重な作品群は私にとってはいつ見ても嘆息もの。
果たして、学生たちにとってはどうだったろう。
「すごい」人が作っているからでも、「すごい」と言われているからでもなく、
自らの体感として、それらに驚異を感じなければ
どんな作品も心にとどめおくことは出来ない。
他人がどう評価しているか、ではなく自分はそれをどう見るのか。
ものを作る人間にはとても大事なことだ。

その一方で、なぜそれが「すごい」と言われているのかを
考えてみるのも同じくらい大事なこと。
自身がその根拠を受け入れられるかどうかはまた別の話だから
そこは混同しなくていいのだしね。気負わず、ニュートラルに。

…と、最近自分がやっていることを想いつつ考えるのでした。

13.05.31 platemaking

秋に開催される展覧会とワークショップに必要なものを作るお手伝い。
久しぶりに自ら工房に入って作業したら、ところどころ勝手が違って「ありゃりゃ」という気分でした。
やっぱりコンスタントに使っていないと感覚が鈍るなあ。
でも手順やコツは身体に染み付いているようで、その点はホッとしました。

途中、ナゾのトラブルがあったもののスタッフのY氏のおかげで無事解決。感謝!
 
 

13.05.25

友人のヨッダールタを囲む会のはずだったのだが、
メンバーのうち1人が入院、1人が風邪、1人が仕事という
なんだか凄まじい状態だったので、延期とする。


写真家のSBMさんにお仕事を依頼、打ち合わせ。
私のぼんやりした話をちゃきちゃきと具体化していただきました。
良いものを作ろうね、という心意気にただただ嬉しくなりました。
さ、私が準備を整える番だ。

13.05.22【その1】

ものすごく壮大な夢を見る。
壮大だったことと、終わりの少しを覚えているだけなのだが
とにかく長時間夢を見ていたみたいだ。
 
おかげで健康診断を逃してしまった。明日は気をつけよう。
 
 

今日も整理整頓。
じっくり集中できる場があって、幸せです。
 
 

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何について語るにしても、その対象への愛がなければならぬ。
愛がないのなら黙して語らずにおけ。

〈『夢のような幸福』三浦しをん 新潮文庫〉より
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13.05.21 整理整頓

プロジェクトの資料を整理する。
ほんの少し前のことなのに「これはいつの資料だっけ?」というものもたくさん。
まだ記憶の片隅にとどまっていてくれる間に整理してしまわないと
ただの紙束、どころか紙クズになってしまいかねない。

…ということで時間に余裕のあるうちにせっせと。
 
 
自分の記憶もとどまっているものを今のうちにつかまえておかないと
忘却の穴からぽろぽろ落ちてまた改めて拾わなくてはいけなくなる。
そうするとせっかくの疑問も欲求もまた最初からだ。
だから今回のことは、そうならないように使い勝手のいい引き出しに入れておこうと思っている。
 
 

夕方から、8月に開催されるプログラムについての打ち合わせ。
このメンバーで何かをするって楽しくて好きです。
対象者のためになにをしたら一番いいか、を自分の立ち位置からきちんと考えよう。
内容的なことも近いせいか、授業にも通じるものがあるなあと関連づけつつ。
対象は限られているのですが、お知らせできるようになったらお知らせします。 
 

夜、去年からのプロジェクトの仕上げのためにMさん宅へ。
Mさんに会うと、いつも私は自分って頭も身体を使ってないなあと思う。
もっとシナプスの繋がった頭にしたいなあ。
 
アウトプットしたものを「もうちょっと…」「このくらいが…」と微調整して
とてもよいグループができた。受け取る人に気に入ってもらえるとよいな。
残すところ、あとひとつでこのプロジェクトも完了。いよいよだ。

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◎本日の読了
『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ/古屋 美登里(訳) ハヤカワepi文庫

13.05.19【その2】参加してきた

夕方、O先生のプログラミング講座に行く。S嬢をそそのかして。
今日は人数が壊滅的に少ないと聞いたのだけれど行ってみたら本当に少なかった。
途中からの参加でやや迷惑をかけつつも楽しく参加。

プログラミングは頭の中で考えているだけだとこんがらがるので、
途中からO先生のPCを借りてS嬢と「これがこうだから…」「それならここは…」と
ああだこうだ相談しながら課題に取り組む。
やっぱり動くと「おお〜!」ってなる。

大いなる門外漢だと思っているので、間違っても、変なこと聞いても
全く気にしないでいられるのでラクチンだ。
それにK下さん(=生徒1)も言っていたけれど、
どんなに変な質問をしても、とんちんかんなことを言っても、
そのことに眉をひそめる人は誰もいないのです。
ニュートラルにそれを受け止めてくれる人たちばかりがそこにいる。
学びの場とはそうあるべきだけれど、意外とそれが叶っている場って多くないよなぁ。

途中、RGBであれこれと実験。
「Y」という概念のない世界は不可思議だ。
足していくと白になるということはわかっても、具体的な想像がまったくできない。
数値を調整しては思っていたのと違う色になって、ぐぬぬ…と思っていたら
すぐ横に「RとGとBに詳しい」S本さんがいて
ささやかな声で「…そうじゃなくて…」とヒントをくれる。
思わず「ここにプロフェッショナルがいた!」と叫んでしまった。


言ったことを忠実にやってくれる(または言ったことしかやらない)という
プログラミングとコンピュータの関係って実は好きだ。
(ほんの一文字のミスに気付くのに数日かかったなどと聞くとそら恐ろしいけれど。)
なんだか、パズルをしているように思うからかもしれない。
あるいは異国の言葉を理解した瞬間のようにも思えたり、化学式を正しく書けた時の
気持ちよさにも似ているからだろうか。

そういえば、数学では「証明」が好きだった。
「◯◯だから☆☆となる。QED」
そんな原因と結果がはっきりとみえる世界はなんだか爽快だ。
一方で理由のよくわからない世界、というのもやはりとても好きなのだけれど。

ともあれ、全く詳しくなくても、プログラミング言語を書く行為は楽しい。

13.05.18【その2】wall

昨日K氏からお知らせのあった「壁」を観に行きました。
今回は物質性による原因と結果を経験したのですが、
いろいろあっても感慨深いことには違いなくて、あっちから見たりこっちから見たり。

展示準備が佳境の会場も覗かせてもらって、
準備作業中のK氏&N氏と3人で、起こった出来事やら
思ったことやらをつらつらと話しながらも
私はなんだかずっとにまにましていました。

思うところはそれぞれいろいろ、たくさんあるんだけれど
何かがカタチになっていくことそのものはどうしたって嬉しいことです。
それが自分ひとりではなく仲間と作ってきたものであればなおさら。

ぜひどうぞ、観に来てください。
タイポグラフィ 2つの潮流

13.05.18【その1】print

今日は担当授業の日。
恐らく学生にとって一番楽しくて一番大変な刷り工程でした。

全員で印刷しながら進めるので、どんなに頑張ってもてんやわんや。
時間もかなりタイトです。
もうちょっとうまい進行を…と毎年考えるのですが
思ったとおりにはいかないのが正直なところ。もっと考えなくては。
でも、紙に自分たちの作品が印刷された瞬間の学生たちの「わあ!」という歓声は
いつ聞いても、大切。

ものづくりの道に進んだ人間の、根源的な喜びの声だなと思うのです。
便利でスピードの速い世の中だけれど、その根源は胸に刻んでいて欲しいものです。

13.05.17

私の仕事は手を離れましたが、その間も準備が進むプロジェクト。
いよいよ来週月曜日がオープンです。

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タイポグラフィ 2つの潮流

会 期|2013年5月20日(月)-8月18日(日)
休館日|日曜日(6/9(日)、7/15(祝)、8/18(日)は特別開館日)
時 間|10:00-18:00(土曜、特別開館日は17:00閉館)
入館料|無料
会 場|武蔵野美術大学美術館 展示室3
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今日は、会場入口壁面が完成したとK氏からお知らせがありました。
自分が関わったものが大きな壁面になったと思うと
やっぱりいつだってドキドキします。今回はいろんな意味でドキドキですが…。

武蔵野美術大学 美術館・図書館twitter(@mau_m_l)

タイポグラフィに興味のある方はもちろん、
そんなものに興味はないなぁという方にだって、ただ眺めるだけでも楽しんでいただける
とても美しく、また挑戦的な書物の数々が一堂に会します。
会期は長めですので、ぜひぜひお越し下さい。
なお、会期中に講演会やワークショップも開催されますので
そちらも情報を確認してみてください。

「でも、ムサビは遠いんだよなあ…」という方もいると思いますが、
今回はおおよそ同時期に下記の展覧会も開催されています。
タイミングを計れば、一気に4つの展覧会を見るのも夢じゃない!(しかも無料!)
…ということでぜひぜひ。

ET IN ARCADIA EGO 墓は語るかー彫刻と呼ばれる、隠された場所」2013年5月20日(月)-8月10日(土)
ムサビのデザインⅢーデザインが語る企業理念:オリベッティとブラウン」2013年6月3日(月)-8月18日(日)
書とデザインー書家・アーティスト 潘 微(Pan Wei)の作品と教育」2013年6月3日(月)-7月27日(土)

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◎本日の読了
『書物法廷』赤城毅 講談社文庫

13.05.15 【その1】観てきた

千葉へ「仏像半島」展を観に行く。
今回の千葉市美術館はいつもとずいぶん雰囲気が違って新鮮。

第一会場では、展示のひとつの目玉・小松寺の薬師如来立像はもとより、
(この仏像は本当に不思議!)
佐倉市密蔵院の十二神将の表情豊かさに感嘆したり
(「子」と「申」は最高だし「丑」もなかなかの表情)
同行のS嬢に「………」という反応をされつつも、
富津市東明寺の十二神将立像のイケメンぶりにほれぼれしたり。
こんなにバラエティ豊かな仏像たちが千葉にはあるのだなあと思わずにはいられない。
実際、来場者の方が「千葉って意外とすごいね」と口にしていて
「そうだよねえ、そう思うよねえ!」と心中で大きく同意してしまった。

第二会場は入口からかなりの迫力で、大振りの金剛力士像と四天王立像がお出迎え。
この辺りから個人的に四天王などに踏まれている邪鬼に大注目する。
仏像の雰囲気によって邪鬼のつくりも様々で、
コミカルだったり、すましていたり(踏まれているのに!)、躍動感にあふれていたりと楽しめる。
市川市弘法寺の四天王立像の邪鬼は躍動感があって面白かった。

お顔ばかりでなくたたずまいそのものが
「ああ、美しいなぁ」という仏像が本当にたくさんあって
深い信仰の対象であるからこそ、美しくなり、
美しいから自然と信仰を寄せる…という循環を素直に思うことが出来た。
「美しい」というを語るのはとても難しいけれど、
頭で考えるよりも先にどうしても感じてしまうものだとすると、
それを感じるように出来ているヒトというのは本当に興味深い生き物だ。

絵画はなんといっても成田市新勝寺の「十六羅漢図」。
1対の絵画の中にとてもたくさんのストーリーが描かれていて、羅漢に詳しくなくても面白い。
S嬢と「あ、縫い物してる!」「顔が映ってるよ!」「なんかすごい勢いで水が出てる!」などと
あちこち観察してずいぶんと楽しめた。
それにしても、聖人なのになんであんなに悪そうな(失礼…)顔をしているのだろう。

展示替えはあるものの、会期は6月16日までなのでぜひおいで下さい。
Twitterなどでも好評のようで嬉しいなぁ。

仏像半島 Twitter


そして、制作したグッズとようやくご対面。
手ぬぐいは4色あるうちの紫と渋めの水色がよく売れていて、在庫が切れる寸前だとか。

落花生もコンスタントに売れているそうです。
時々「?」となっている方もいるようですが、
本物の落花生(中身入り)に絵柄を刻印しているのです。

一筆箋は個人的に「!」な出来事があったのですが、
一筆箋コレクターの友人に喜んでもらえたのでよかった。