この街、大好きだ。
◎今日のそのほか
・ターボジェットは本当にターボだ。
・人間も含めて上手くできあがっているシステムは素敵だ。船着き場のお兄ちゃんたちは素晴らしい。
・まるでディズニーランドような風景。
・ポルトガル料理もマカオ料理もおいしい。
・バスの時刻表と行き先表は著しくわかりづらい。
・教会の像がとても美人だ。
・坂が多くて教会もお寺も多い。この街は私の好きな日本の街によく似ている。
・点心もおいしいが、スープが絶品だった。
・地元の人によく話しかけられるけど、広東語はまったくわからない。
・ホテルのフロントにいるお嬢さんがとても可愛らしくやさしい。
・SGさんのあたまに鳥がおとしもの。
・外来物を漢字で表示しているが、それを読むには日本の音読みをとてもネイティブ英語っぽく
言ってみるとそれっぽくなる。
・工事のおじさんはたいてい半裸だ。
この日、一番印象深かった場所。
いつかなくなってしまうかもしれない風景。
なんの思い出があるわけではないのに、いとおしいと思う。
◎今日のそのほか
・魚市場は血だらけで生々しい匂いがする。サカナの浮き袋も食材らしい。
網に入ったカエルもおとなしくそこにいた。
・鑑賞魚の市場は色もにぎやか。老若男女が思い思いに魚を吟味。いいなあ。
白いカエルは多分エサ。
・花市場の薔薇には頭にネットをしている。蘭が激安。
・半裸のおじさんたちは道端でゲームに夢中。
・点心がおいしすぎる。毎日エビ蒸し餃子でもいいといったらSGさんに「それは嫌」と言われた。
・セブンイレブンで買った夕飯(カレーヌードル)にはナイフしか付いてこなかった。それは違うと思う。
・地下鉄のシステムが素晴らしい。ほれぼれ。
・山頂へのトラムは角度が急すぎてGがすごい。箱根登山鉄道なんか目じゃなかった。
・豪雨に雷。空中回廊のおかげで困らなかった。街計画も素晴らしい。
この観光地の第一印象は、レゴ。
◎今日のそのほか
・羽田国際空港はピカピカだ。
・蒸し暑すぎ。ぜーぜー。
・イケメンと間違った日本語をあちこちで見かける。
・危ないことなんてなにもなかった。
・高級ブランドの路面店がいつまで続くのかというくらい続いている。
◎ここ1、2ヶ月の読了(再読含まず)
『ふちなしのかがみ』辻村深月 角川文庫
『明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子』太田治子 朝日文庫
▷装丁のイラストレーションが三嶋典東氏であった。内容ともなんだかとても似合っている。
『ラブコメ今昔』有川浩 角川文庫
『No.6』#7 あさのあつこ 講談社文庫
『整形前夜』穂村弘 講談社文庫
『乱と灰色の世界』4 入江亜季 エンターブレイン
『ちょっと不思議な小宇宙』小田扉 双葉社
『岳』17&18 石塚真一 小学館
『往復書簡』湊かなえ 幻冬社文庫
『フリーター、家を買う』有川浩 幻冬社文庫
『シアター!』有川浩 メディアワークス文庫
『シアター!2』有川浩 メディアワークス文庫
『とりぱん』13 とりのなんこ 講談社
『あの日からのマンガ』しりあがり寿 エンターブレイン
『繕い裁つ人』3 池辺葵 講談社
『ゆれる』西川美和 文春文庫
『きのうの神様』西川美和 ポプラ文庫
『ロスト・シンボル』上・中・下 ダン・ブラウン 角川文庫
『ファントム・ピークス』北林一光 角川文庫
『ツナグ』辻村深月 新潮社文庫
『台風の日』真造圭伍 小学館
『ぢべたぐらし』マツダユカ リブレ出版
▷マツダさんは大学勤務時に4年間ともに過ごした人です。本屋で見かけて「!」。
数日後に在庫が売り切れていてどうしたのかと思ったら、めざましテレビに取り上げられていたのですね。
みんなの活躍は我がことのように嬉しいなあ。
ちなみに、ものすごくツボにはまるコマがあって、見るたびに笑いがムホリとこみ上げてくる。
いつか本人に再会できた時に伝えることにしよう。
千葉市美術館の『どうぶつ大行進』にもギリギリセーフ。
小さな頃からこの美術館が大好きだったのだが、やっぱり今もホッとする。
いい作品をたくさん持っていて、そのラインナップがとても好みなのだ。
今回は「どうぶつ」くくりの所蔵作品展。そもそも所蔵しているものが良質なので幸せな空間である。
江戸期の大きな大きな屏風と対峙したり、小さな摺物を間近で観察したり。
巧みな筆致や彫りや刷りをみてにんまりしてしまう。
今回の展覧会はワークシートがあって、会場の作品から特定の動物を探し出すと
お土産がもらえた。せっかくなので私もやってみる(作った本人なので、人よりずっとヒントをもらっているけど)。
会場内でもちいさな子、若い子、私と同じくらいの人や、年配の人まで男女を問わず、
想像以上に熱心に探している。密やかな声で「あ、いたいた!」「ほら、ここ!」なんて聞こえてくる。
どうやって美術に興味を持ってもらうのか、垣根をなくす(あるいは出来るだけ低くする)のか、
その方法はいままでもこれからもたくさんの人が試みることだが、
スタンダードだけれども、確かにその一翼を担う方法の結果を見ているんだなあと思った。
ちなみにお土産は所蔵作品のプリントされたばんそうこう。
もったいないので飾っておこう。
千葉県立美術館で開催されていた『光のアート』展をぎりぎりながら観に行く。
手がけた看板やらなにやらを撮影に行くのが主目的ではあれど、もちろんきちんと作品も鑑賞。
体験型の作品がほとんどなので、夏休みの終わりを楽しみに来た家族連れの間に揉まれながら順番待ちをする。
たくさんの作品に触れながら、人は何かに応えてもらうことが大好きな生き物だということを感じる。
それが他人であれ、他の生き物であれ、機械であれ。
相手が機械の場合、生まれた反応に意味を見いだすのは自分自身だけれど、それは多くの場合自分にやさしい。
それって悪くないと思ってしまう(かなり限定的な状況での話だけど)。
■
クワクボリョウタ氏の『10番目の感傷(点・線・面)』は素晴らしかった!
うまくいえないけれど、「あれは観るといいよ!」と触れまわりたくなる作品。
誰にでも出来そうなことだけれど、綿密に計算されていることがわかるし、
それに観ている人たちみんなの一体感も微笑ましかった。
■
展覧会の入口には子どもたちがいい反応を見せる作品があったのだが、
会場に入った瞬間に、それに駆け寄る子どもたちをみて、
どんな芸術もこのくらい身近であればどんなにいいだろうと少し切なくなった。
最近、道行く人がiPadを持っていたりすると(普通に見かけるようになりましたね。不思議)
その腕をガッシとつかんで、「だんな、いいアプリがありますゼ」と言いたくなる。
半ば本気なので、いやいや、それでは不審者だぞといい聞かせながら通り過ぎるのだが、
不審者になってもいいから伝えたい気分。
もうちょっと怪しくない感じで…と考えても、「なにか小さなチラシでも作って渡せばいいかもしれない」などと、
やっぱりまだ怪しいかんじである。
あ、でもティッシュ配りのようにすれば一般的範囲に入るか。うむー。
武蔵野美術大学のHPにアプリのリンクを貼っていただきました。
ここからもApp storeへとんでゆけます。
まだまだ暑いけれど、夜は少しだけ過ごしやすくなった。
来週月曜日からとうとうオープンする展覧会『博物図譜とデジタルアーカイブV』のスタッフは今年の夏を知らない。
知らない間に来た夏は、知らない間に足跡だけになっていた。淡々と過ぎていくなれど、強烈な日々。
でも、あともう少し。あと一息。
私は抱えていた山の登頂をおおよそ終えて、あとは小さなリクエストに応えるだけ。
とても持ちきれずに落っことしてきた余裕も思考も少しだけ拾いにいけそうだ。
先日、少し覗き見した展覧会場はすごいことになっていた。
これを観ないなんて「ない」な、と思えるほどに。
空間も壁もかつての冒険者の好奇心で埋め尽くされている。
これだから人間は、世界は面白い!と鼻息が荒くなる。
きっと、オープンした会場はもっとすごい。
生きている間にはもう観られないかもしれないものたちもきっとある。
3年間続いた展覧会の集大成。
道行く人全てに声をかけてでも観てもらいたい。
心を込めて、愛を込めて、来場者の方々を迎えよう。
O氏とK氏の血と汗と涙と…その他もろもろの結晶アプリ、「MAU M&L 博物図譜」が堂々の第一位!!
やーったー! おふたりに千手観音並みの拍手と賞賛を!
これからももっともっともっと、たくさんの人が知ってくれたらいい。
どうやったらそれが叶うかを考えている。
動物好きの人、解剖図好きの人、冒険好きの人、そんな人には垂涎のアプリなので、
皆さんの近くにそういう方がいたらぜひ、宣伝を!!
ちなみにこれはiPad版ですが、しばらくしたらiPhone版も公開されます!
iPhoneユーザーの方々、楽しみにしていて下さい。
そしてiPad版もバージョンアップされていくようですので、アップデートチェックをお忘れなく!