2014.2月

14.02.14 大雪その2

こんなにどっさり降る雪が続くとは思わなかったな。
強い強い風の音がする。
家の中は息が白く、おんぼろのエアコンは
冷蔵庫に入った保存容器のように外気に冷える我が家をあたためてはくれない。

風が弱まるのを待ってみたが、その様子が見受けられないので
あきらめてスーパーへ買い出し。
それでも雪だとなんだかわくわくしてしまうのは
幼い頃からの刷り込みみたいなものだろうか。
先日の雪が溶けきらぬままに積もっていく新雪は降りそそぐ時からガラス片のように
きらきらとしていて、関東では珍しくとてもさらさらしている。
触っても手につかないなんてなぁ。東北の雪みたいだ。


▷玄関から一歩。


▷今回の雪は積もり方が眼を見張るほどにきれいだ。エッジが柔らかくて生クリームのよう。


▷ブロックにもみっちり詰まってる。


▷雪でも電車はがんばっております。


▷埋もれた自転車の群れ。

14.02.12【その2】

近所にすむデザイナーのSちゃんからゲリラ的お誘い(←素敵な誘い方だ)があって
一緒に夕飯を食べるために待ち合わせ。
お互い、知っているけれどあんまりのんびり話をしたことがなかったのでなかなかにいい時間だ。

普段どんな仕事をしているのかとか、どんなことを面白いと思っているのかとか
最近興味のあることとか、おすすめの展覧会とか、そんなことをつらつらと。
こういう風に気軽に誘ったり誘われたりできるのって嬉しいなあ。


Sちゃんにいただいた制作物より、展覧会のお知らせをふたつ。

大きいゴジラ 小さいゴジラ』展
会 期:2月25日(火)~3月30日(日)9:00~17:00(入場は〜16:30)
休館日:月曜(休日の場合は翌火曜)・特別整理期間
会 場:川越市立美術館 企画展示室【観覧無料】
    川越市郭町2-30-1/TEL:049-228-8080
主 催:長沢秀之、川越市立美術館/協 賛:武蔵野美術大学

中之条/名古屋』展
鈴木孝幸 山田沙奈恵 大和由佳
会 期:1月18日(土)~2月28日(金)13:00~19:00
休館日:日・月曜・祝日
会 場:ギャラリーHAM
    名古屋市千種区内山2-8-22

◎本日の一枚

▷バレンタインなので、とSちゃんからいただきました!えへー。嬉しい。
 このチョコレートを見ると大好きなGさんを思い出します。

14.02.12【その1】先生とお散歩

急に電話をかけてくることで有名なO先生と待ち合わせ。
待ち合わせは14時なのに12時過ぎに電話をしてきて、
「僕もうその辺にいるからさ、早く来ないかなと思って。わはははは。早くおいでよ」
とか言っちゃう先生が私は大好きだ。

今日は私が興味のある、そして先生がもっと私がいろいろと知っておくといい、と
思っているものの資料を一式お借りする。
先生はこともなげに、これはなにで、それがなにで…と解説するけれど
それらはもはや時代を語るにふさわしい貴重資料だったりする。
前々から思っていたけれど、この人は歩く歴史だなあ、と改めて興味深い。
O先生研究って絶対面白いと思うのだが。やってみたいなあ。果てしなさそうだけど…。

喫茶店で簡単に資料の解説してもらってから、
先生おすすめの古書店を一緒に散策。いいなー、贅沢だなー。
横で眺めていると、驚きの壁のなさで(むしろたとえ相手が壁を持っていても気にせず)
どんどん話しかけていくその様がO先生をO先生足らしめていることがよくわかる。
見習おうにも天性のもの過ぎるけれど、やっぱりちょっと見習いたくなる。

それからまた別の喫茶店でたくさん話をして、たくさんアドバイスをもらって、
ああ、がんばろう!と元気をもらう。ボーッとしていたらいけないんだ。
こちらが相談しているわけじゃなくても、気にかけて、
いろんなアイディアをくれる先生の期待にちゃんと応えたいと強く思う。

なんか、何でもない時に先生を誘ってその辺の街をふらふらと散歩したいな。
絶対に面白いこと間違いなし。

14.02.11

4月に予定されているプロジェクトのために、友人たちの協力をお願いする。
企画を考える前段階としてのブレインストーミングを彼らとしたくてその時間を作ってもらった。
私にとって「この人たちと話をしたら絶対にオモシロイ」のがこのメンバー。
この信頼は宝物だなあと、今回話をふった時にあらためて思った。ありがたし。
堅苦しく考えず、ひとまずあれこれと出てくるキーワードを書き出していく。

誰でも出来るようなものじゃつまらない、というO氏のひとことは
このプロジェクトに私が関わることについてのとても大きなポイントで、
その一方で、誰でも出来るものじゃないとダメだろう、というS嬢のひとことも
やっぱりとても大事なポイントなのだ。それぞれの主語は全く正反対だけれど、
このふたつはこれから企画を考えていく時間を通じて絶対に忘れてはいけないこと。

そしてM嬢には有り余る実感と経験があるので、こういう場合はどうなるだろうとか
そんな話をあれこれ聞く。プロジェクトの肝になっている事柄に素朴な反応を
示してくれることも、とてもとてもありがたい。
それからK氏には実行の際の予算の話なんかを相談したりして。
こちらで漠然と考えていたことに対して思ってもみなかった反応が返ってきて
そ、そうなのか!と眼からウロコ。専門家に専門のことを聞く意味ってココにあるよなあ。

私も空っぽな状態でいたので、話に乗ってくれたみんなにとって有意義で面白い時間に
出来たかどうかははなはだ不安だけど、それでもあーだ、こーだと言葉にしてくれることに感謝。
少しずつ少しずつ詰めていって、こんな風に話をする時も
プロジェクトそのものも、どんどんおもしろいものにしたいなあと思う。
次回はもうちょっと準備してこなくっちゃ。

みんなで気楽な状態で悪乗りも含めて好き勝手言う、
そんな時間をうまいこと作れる人になりたい。
そうしたらきっとすごくオモシロイものが出来るに違いないのだ。


時間も経てば随分煮詰まってくるので、しばし休憩の意味でドイツゲーム。
やっぱり良く出来たシステムというのはみていて気持ちがいいな。
その後夕飯も楽しんで、解散。

みなさま、今日は本当にどうもありがとうございました。深謝。
これからもどうぞよろしく!←甘える気満々。

14.02.10

必要なデータを送り終えてから外出。
兼ねてからみたいと思っていた映画を観に出かける。間に合ってよかった。
今日は何となく久しぶりに映画館でポップコーンを買ってみてしまった。
その雰囲気は結構好きなのだが、鑑賞中はうるさいので食べるのには反対。

映画、大変良かった。
監督は「日本」をまるごと残す気でいるんだな、と思う。
次回作がいつになるかはわからないけれど、楽しみにしていたいな。

その後、都心に出て特に明確な目的もなくあちこちに行く。
こういう時にみるデパ地下の品物や本屋のラインナップなんかは
そのうち何かにふっと結びつくことがあったりするので地味に大切だ。

14.02.08 大雪

東京は雪が降る雪が降る、と言われても結局降らないもんだよね、
などと言っていたら、降った。降りましたなー。
(ちなみに気象関係の知人曰く、上記のように言われるととても傷つくそうな。
 そりゃそうだ、がんばってるんだもんな。ダメですよ、言っちゃ!…反省。)

家にこもっていようと思っていたら、
ap嬢がはるばる近所まで来るというし、近所に住むF嬢からも散歩に誘われたので
じゃあ、ということで夕方まだまだ雪降り荒ぶなか、駅前のコンビニに集合する。
Sちゃんもap嬢に半ば無理矢理つれてこられて参加。優しいのぅ。
ただし雪好きのS嬢ははるばる四国のおかんから外出禁止令が出たため不参加。

F嬢希望の上水散歩を経て、近所に出来た喫茶店へ向かう。街は人も交通量も少なく、妙に静かだ。
その上、雪がすでに20cmは積もっていようかという上水を歩く人などいやしない。
ほとんど体験したことのない大雪にワーワー言いながら、辺りの景色にも感動し、
しかし深い雪を進むのに必死でもはや雪中行軍の様相。
透明な方が先も見えてよかろうと思って用意したビニール傘もあっという間に
雪で真っ白になって、先なんて見えやしなかった……。
こういう時に不急の用事ででかけて怪我した人のニュースとか見て、
「こんな時に不用意に出かけるからだよ!」とか思うけど、
今の自分たちが転びでもしたらまさにそういう状態になるじゃないか!!
などと言い合いつつ、足下注意で行軍。


▷雪に埋もれた上水の道。


▷「あたたか〜い」「つめた〜い」が見えない。でも全部つめたそうだ。


▷積もってる、積もってる。

黙々と歩きつつも、すっかり変わった景色を楽しみながらなんとか喫茶店に到着。
「こうなったらとことん注文しまくらないと元が取れないよ!」とSちゃん。まあ、確かにね…。
広い駐車場にはほとんど車はないのに、店内は思ったよりもずっと混んでいた。
みんなも歩いてきたのだろうか。暖かい店内にホッとしつつ、注文をして一息。
あれこれと注文して、みんなで食べ比べながらわいわいと。随分と長居をして楽しむ。

帰りもまだ雪降り続く。
外はますます静かで、時おり若者が盛り上がっているのとすれ違うくらいだ。


▷エッジの立った積もり方してるなあ。
 

▷ワイパーをあげた車はまるで虫みたいになってる。


▷傘の亡骸が点々と。風も随分強かった。

電車は動いていたものの、どうやら遅れている様子。
みんなで分かれ道まで歩いていたら、線路に沿った坂道で2人の青年がスキーをしていた。
普段だったら考えられない非日常の風景がなんだかおかしかったなあ。
写真撮っておけば良かった。


▷近所の郵便ポストがリーゼントに。


▷鉄管より向かって左が畑、右が住宅道路、なんだけどまったく差がなくなってしまった。


▷ドア前も随分と積もってる。


▷雪が詰まってドアが閉まらないなんて、さすがに初めての経験。


明日は出かけるし…と思って丑三つ時に階段の除雪をしておく。
といっても除雪道具などないので、家にあったMDFボードでぞりぞりする。
意外と使いやすくて階段幅にもちょうど良かった。
こういう時、美大出身者の家って何でもあるなあ…と思う。

14.02.07【その2】

先輩のMさんの新居へ、新年会も兼ねてお邪魔。
ぴっかぴかの新居でO氏は床暖房におじいちゃんのようになり
MDさんはさすがのかわいらしいお土産を持ち込み、
私とぶっちーはMさんと彼女の仕事場であーだこーだと情報交換をする。
(男性陣に「なんで立ったままそんなに長々話せるんだ」なぞと言われつつ)

のんびりまったり、いい時間であった。
いやあ、寒くない家っていいなあ。


▷こんなおまんじゅうは初めて見たぞ、と盛り上がる。


▷ほかにもこんなのが。さすがのMDさんチョイス。


▷鍋用餅。ぶっちーが万全の体勢で準備していたら鍋熱で反っくり返っちゃった。笑。


▷ぶっちーのお土産。おいしかったー!
 Yさんのあまりのぺろり具合にみんなビックリ。

14.02.07【その1】

不名誉とそれを回避するための匿名性について思考する。

14.02.06

CDジャケット制作の打ち合わせで渋谷へ。K下さんと待ち合わせ。
駅近くの喫茶店に落ち着き、ダミーを前にあれこれ検討する。
久しぶりにふわふわのホットケーキも食べたぞ。改めて食べると美味しいなあ。
あれこれ見ながら話しながら…をしていると、新しいアイディアも出てきて
やっぱりこういうのは楽しいなあと思う。
目の前にモノがあって、人がいて、気楽に話すと「あ、それいいね!」って案が
でてくるものなのだ。わくわくわく。

合間には普段考えていることなんかを話したり、
聞いてみたいことを聞いてみたりして、すごーく楽しい。エキサイティング、という楽しさ。
この人が日々どんなことを考えて生きているのかに興味がある、という人っているけれど、
K下さんも私にとっては随分そんな人だ。
あらたまった場で聞くんでなしに、こんな何気ない時に自然とそんな話になる、
ようなことが一番興味深く聞きたいことだし、
それを独り占めさせてもらった感じがして、なんともはや贅沢でありました。


夕飯にはかねてから話題に上がっていたお店へ。
そこには「酢きんぴら」というメニューがあって、
それを音だけで聞いていた私は「すきんぴら」というなんらかのひとつの単語、
むしろ「好きんぴら(好き+きんぴら)」的な
きんぴらへの愛を表明したオリジナルのネーミングかと思っていて、
「すきんぴら」でひと単語だと思ったなあ、と言ったら
店員さんにうふっと笑いを提供してしまった。わはは。
ちなみにさっぱりしてて美味しかったです。もりもり食べられる感じ。
他にも聞き慣れないメニューや初めて食べるお肉的大豆があったりして面白かった。
全体的に◯食(洋食、とか和食、とか)というくくりがないので
とてもバラエティに富んだお料理を食べられて、すごく贅沢な気分がしたなあ。
今度またみんなで来よう。
O氏に「俺まだ行ったことないのに!」って言われちゃうな、って
K下さんが話していて、後日お店に行った話をしたら本当にそのまんまの言葉を
発したので笑ってしまった。ドンピシャだ!

14.02.03 節分ですぞよ

4月からの仕事のため、Mさんと打ち合わせ。
あーでもない、こーでもない、とあれこれ検討しつつ
詳細を詰めていく。

時々、近況報告。
先輩のアドバイスを胸に刻んで、もっとしっかりしなくては、と思う。
それがなかなか難しいのだけど。

帰宅後急いで豆を買いにいく。結局近所のスーパーですませてしまったなあ。
ともあれ、夜にひっそりと豆をまく。おにはーそと、ふくはーうち。
このことを友人に言うと大抵、「え?」とか「どこで?」とか「だれと?」とか
言われるけど、「家」で「ひとりで」ですよ。失敬な。
ま、そういうと今度は「…ひとりで…。」ってつぶやかれるんだけどもね。
なんだなんだ、日本の文化になんか文句があるのか!ぷんぷん。