CDジャケットのデザインを担当させていただいた
古池寿浩さんのソロアルバム『井の中の蛙』発売を記念した
ライブツアー「井の中の蛙、トロンボーンと、西へ」が決定しました!
主に関西方面でのライブなのですが、
そちらにお知り合いがいる方はぜひともお知らせしていただければ。
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4/18(金)
京都:yugue/ユーゲ
開場:19:00 開演19:30
料金:1,500円
出演:かえるさん vo+g、かえる属(細馬宏通、木下和重 vn)、古池寿浩 tb
4/19(土)
神戸:space eauuu/スペース・オー
開場:19:30 開演:20:00開演
料金:1,500円+1ドリンク、
出演:アキビンオオケストラ、木下和重 vn、古池寿浩 tb
4/20(日)
名古屋:parwle/パルル
開場:19:00 開演:19:30
料金:1,500円
出演:村田敬道 per 木下和重 vn 古池寿浩 tb
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予約、問い合わせなどは、contact@tenselessmusic.com まで
http://tenselessmusic.com/
急に春がやってきました。
しかし風がすごかった!それもまた、春、ということでありましょうか。
▷初めてみた花。これは開きかけだけど咲いたところもすごく魅力的だった。
▷見事な枝振りの梅。花が咲いてなくとも見る価値ありだなあ。ほれぼれ。
▷桃色をしたコブシ。青空とよく似合っていました。シデコブシ、というらしい。
日本固有種だって。
▷こういう景色を見るとついカメラを向けてしまうのは日本人のサガと申せましょう。
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◎本日の1枚
▷本日、K嬢を一番おののかせた代物。
CDの向こうにいる人が誰かを「知って」いる、ということが
私の人生にもあるのだなあ、と急に不思議になる。
その音を奏でているのがいかような人かを
硬質な現実感を持って認識している、不可思議。
まず〈その人〉という私にとっての実体があって、次に〈CD〉の存在がやってくる。
そこまでは割と自然なことだと理解しているし、あり得ることだと思っている。
ただ、そのふたつの関係性(知人=奏者)そのものが硬質な現実感を帯びるのは
必ずしも起こりうることじゃないと思うのだ。
だって、昔にも知っている人が演奏しているCDを聴いたことはあるし、
その時も知人=奏者であることは「理解」していたけれど、
こんな風に「知って」はいなかったもの。
(それにこれはマスメディアを介する場合には絶対に起こらない。)
断っておくが、この「知って」は別に相手のことを
隅々まで知っているとかそういうんじゃない。
(ま、そんなことはまずあり得ないことだし、
それに他者に対する認識は絶えず変容し続けるものだ。)
そうでなしに、「知っている」=「私の中に硬質な現実感がある」ということ。
硬質な現実感ってなんだよ、って思うかな。
ごもっともだが、やっぱりそうとしか言いようのないものだから
これは仕方ないのである。ちなみに軟質な現実感、というのもあるんだよ。
いやはや、春の夜は思索も不可思議さを持っております。
聴く音楽はその人が〈世界をどんな風に見ているか〉をあらわすものだ、と思う。
同じようでいて、読む本はそうじゃないなあ、とも。
プロジェクトのための撮影。
慣れないことをすると、どうにも気持ちがはたはたと落ち着かずにいる。
周りに誰がいるわけでもなく、このあとに約束があるわけでもないのだから、
落ち着いていいのだ、と自分にいい聞かせながらの作業。
『ゆっくり、急げ』とかの人も言っている。
それにしても今日は春めいてよい日和だ。
丸の内に富山がやって来ていた。
富山県民でも出身者でもないのだけれど、
つい嬉しくなる理由がある。
眺めていたら、また富山に行きたくなっちゃったなー。
今日は昼と夜が同じ長さ。
明日からはどんどん昼が長くなってくる。
昼←→夜…と考えていて、じゃあ朝はどこだ?となる。
朝←→夜だけど、朝←→昼ではないから
朝と昼は近しくて、夜はひとつぼっちだ。少しさみしいだろうか、と思う。
でも、それだけ人間にとって特別な認識の時間帯でもあるってことだな。
来月から始まるプロジェクトについての打ち合わせ。
ようやくまっさらな状態の会場を内覧することが出来たし、
スケジュールもこまかくつめていったことで現実感がいや増してくる。
およよよよ……!!がんばらねば!
帰宅後、そのプロジェクトに協力していただく場所へ向かう。
そこで普段目にすることのない光景を興味深く眺めていたのだが
ものが作られる背景には、知らなければ思いも及ばないようなことが
あふれるほどに潜んでいるのだなあ、と実感する。
研究室勤務時代にお世話になっていたH先生と5年越しの約束を
果たすべく待ち合わせ。日程のセッティングをしてくれたY嬢も一緒に都心で夕食。
なんの話をしたかと言えば、いろんな話をしたのだ、と
いうしかないようないろんな話をした。
珍しい料理を食べながら、仕事のことや今考えていることや
問題だと思っていることや、面白かったことなんかを。
先生が持つ問題意識とそれへの対応はパワフルで、圧倒される。
世代が持つパワーって言うのは確実に存在するし、
それは別の世代からしてみたら、どうあれ妙にまぶしいものだよなあ。
2軒目に移動して、さらにラフな話なんかもして濃い時間を過ごす。
こういうの、久しぶりだったなあ。堪能。