古池寿浩さんのCD『井の中の蛙』の発売とライブにあわせて制作した缶バッジが好評につき、
在庫がほとんどなくなったとレーベル主のK下さんから嬉しいご報告。
わーお!ステキだ!!
…というわけで改めて再生産となります。
制作は前回に引き続き U CANBADGE さんに。
前回、とても迅速で丁寧な対応のうえに超短納期を実現していただきました!
あの時は本当にありがたかったものです。
缶バッジを作りたいなあ、という方にはオススメですよ。
https://www.u-canbadge.com/index.html
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業者の方に短納期をお願いするのはものをつくる人間としては心が痛むのですが、
それでも作り手は自身の心意気にかけてそれをやってのけたりするのですよね。
このことにはいつも頭が上がらず、ただただ感謝するばかりです。
そんな心意気をこの世界が食いつぶすことなく、相応の敬意を表するなら
日本の文化レベルは確実にもっと高みにのぼれるだろうにな、と考えたりもして。
…ん?なんか話がズレましたな。
楽しいお出かけの日。
行った先で、偶然ジンガサハムシを見つけた。
日本で見るのは初めてで、「わあ!」と大興奮。
崖上の住宅街のガードレール脇で必死にカメラを向けて、
完全に怪しい人である。人通りがなくてよかった…。
太陽光に当たるときらりと金色に光る様子はとてもかわいらしくてキレイ。
なんて名前かなあ、と帰ってから調べてみたら
海野和男先生のHPで答えを発見。偶然ながら行き当たった時は「お〜!」と嬉しくなってしまったなあ。
彼(彼女かも)は「セモンジンガサハムシ」というそうだ。
今年もこの日がやってきました。
人懐っこい学年のみんながシルクスクリーン印刷に挑戦です。
一緒にいると楽しくてたまらない2人と一緒に『キトラ古墳壁画』展を観に行く。
朝から大雨。そして朝なのに上野はすごい人。
平日なのにみんななぜここに…と自分のことを棚にあげて不思議に思う。
まあ、おじいちゃんおばあちゃんたちはいてもおかしくないけれど。
開館から1時間30分ほどだったが、既に館内に入るのに90分待ち(多分実際はもっと待ったと思う)。
普通だったら絶対にこんな行列に並んだりしないけれど、
2人と一緒だったらそれだけで楽しかろう、とどこか浮かれた気分で末尾へ。
今後見ることもなさそうなリンボーダンスを見たり、
今考えていることや、いつも不思議に思うことを話してみたり、
視線をお互いの背の高さに合わせて新鮮に思ったり。
お腹は減ったし足も疲れはしたけれど、こういうなにするでもない時間に
つらつらと話すのはとても楽しい。
◎
さておき、ようやく入館して展示会場へ。展示そのものはこじんまりした雰囲気で、
人の隙間をぬっては壁画の精巧な複製を見たり、発掘された副葬品を眺めたり。
壁画そのものを守るためにひんやりした会場内でしゅくしゅくと(?)
キトラ古墳の壁画との対面に向かう。思ったよりもずっと小さな画は今も鮮やかで、
それを見ながらずーっと昔の画工に思いを馳せる。
なんだか「観た」という事実そのもので満足してしまうものって
ある気がするし、この壁画たちもそうなりやすいものだと思うのだけれど、
遠い遠いひとの営みを思うことが出来たので、「観た」だけで終わらなくてよかった。
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気付けばもういい時間なので
昼食を食べ、少し移動してKITTEのインターメディアテクを楽しみ、
最後はとても美人さんなケーキを食べてほくほくする。
いい1日なのであった。
朝から打ち合わせ。
府中市美の公開制作の話を発端にして、また新しい試みをすることになりそうです。
いまやっていることをちゃんといかせるように考えなくては。
その後、もうひとつ打ち合わせ。
さらにそのあと、楽しい場所に行く前に
楽しくなりそうな話をするためO氏と打ち合わせ(というかあーだこーだの話だけど)。
こういう話を出来る人がいるっていうのは、考えごとにハリが出てわくわくする。
そして楽しい場所へ。
思うことはやっぱりたくさんあります。
それはきっと別のところに書くのだろうと思いつつ。
府中市美・公開制作の関連イベント『まるごと1冊、解体ショー』の初回。
前日にダミーを解体してみて初めてわかることがたくさんあり、
宿題もふくれあがった。それをなんとかこなして、朝から会場へ。
S嬢と言葉少なに準備に励む。
ずいぶんな寝不足だったけれど、緊張もあってかあまり気にならなかったのだが、
ずいぶんな寝不足だったせいで、あれこれとミスを連発。
なにより、夜を徹して書いたショー用の原稿を忘れたのことにはヘキエキ。
慌てて自宅に戻るはめになった。
それ以外にも紙を切り損ねたり(これ、多かったなあ……)して心の中で「ムキャー!」となる。
◎
さておき。
府中はくらやみ祭りの最中で、満員御礼!というわけにはいかなかったけれど
本に興味のある方々が集まってくださり、
なにより興味津々で話を聞いて、たくさん質問をしてくださったことが
とてもとてもありがたかった。
1時間30分と記載しているけれど1時間もないかもなあ、なんて考えていたけれど
ふたを開けてみれば1時間30分を超えても質問は相次いだ。
本当にありがとうございました!!
その後、ドタバタとすぐに2回目。
(ちょっとの間に学芸員のKさんが「へぇ〜」と「なるほど!」の札を作ってくれた!)
こちらも1回目よりはリラックスすることが出来た。
1回目からずっと聞いていてくださったKさんと友人のM嬢は
2回目も「へー!」とか「なるほどー!」とかステキな反応。
この回は、以前ボランティアでワークショップをお手伝いいただいた方も
「見に来ました!」と足を運んでくださったのが嬉しかったなあ。
GWの怒濤の日々の最後となったこのイベントは
準備は大変だったけれど、晴れ晴れとした気分で終えることが出来て良かった。
25日にもう一度あるので、今回のことをふまえてより深く、よりスムーズな進行で
お届けできるようにしたい。
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『まるごと1冊、解体ショー』
日時:5月25日(日)13:00〜/15:00〜(各回1時間30分ほど)
会場:府中市美術館1階 公開制作室【観覧無料】
※特製の本を解体しながら、1冊の本がどのように出来ているかを解説します。
気がつけば5月に突入していますが、それを把握している余裕があまりない今日この頃。
府中市美術館の公開制作『みんなの本棚をつくろう』にどっぷり浸かっています。
幸せなことです。
ゆっくりしたペースではありますが、専用ツイッターにお知らせや日々の進行状態などを
書き込んでおりますので、興味のある方はご覧下さい。
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https://twitter.com/syokalab
◎本日のお写真
▷気になるなぁ。ふたつともあんまり見ないタイプだ。