13.06.01【その1】

6月だって…!うへー。

さて、今日は授業の1クール最終日。講評と貴重作品の閲覧。

毎年講評をしていて思うのは、
タイトな時間での作業解説から1週間で(今回は2週間だったけれど)
学生たちは本当に良く仕上げてくるな、ということ。
きっと作業を眺めていたら、「おいおい!」ということも
たくさんあるに違いないが、それでもすごいなあと思う。
私にとっては「実践した人間に敵うものはなにひとつない」ことを目の当たりにする時間。


貴重な作品群は私にとってはいつ見ても嘆息もの。
果たして、学生たちにとってはどうだったろう。
「すごい」人が作っているからでも、「すごい」と言われているからでもなく、
自らの体感として、それらに驚異を感じなければ
どんな作品も心にとどめおくことは出来ない。
他人がどう評価しているか、ではなく自分はそれをどう見るのか。
ものを作る人間にはとても大事なことだ。

その一方で、なぜそれが「すごい」と言われているのかを
考えてみるのも同じくらい大事なこと。
自身がその根拠を受け入れられるかどうかはまた別の話だから
そこは混同しなくていいのだしね。気負わず、ニュートラルに。

…と、最近自分がやっていることを想いつつ考えるのでした。