2012.11月

12.11.16 観てきた

武蔵野美術大学 美術館・図書館で開催中の展覧会を観る。

近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美
▷別に昔は良かった、などと言う気はないけれど、この展覧会を観ていると
 生活スピードについて省みざるを得ない。個人の問題ではなく、社会のこととして。
 (もちろんその一部である個人に立ち返ることにもなるのだけど)
 そして、日本人の美意識はその鋭敏さを一体どこに置き去りにしたのだろうということも。
 それを仕方ない、時代のせいと片付ける季節はもう終わりにする時期にきている予感もするし、そうありたい。

 さておき、物質感というのはこんなにも充ち満ちるものか、と恍惚。

斎藤國靖 〈仮説〉としての絵画
▷私にどれだけ理解が出来たかはよくわからないけれど、眺めていると頭が段々こんがらがってくるような雰囲気。

12.11.13 観てきた

千葉市美術館の『須田悦弘展』を観てきた。
もう何年越しなのか、というくらい彼の作品を観たくて仕方なかったのだが
なぜかいつもいつも逃し続け…苦節?年、ようやく観ることが出来ました!やったー。

作家のこだわりが細部にまで行き届いた展示で、こちらの背筋ものびるよう。
息をひそめて作品と対峙する時間は、現代ではとても贅沢なものかもしれない。
キャプション等がないので、別紙の作品リストを参考にしながら作品を探す。
その行為が作品と鑑賞者を自然に繋ぐのも心地よかった。
普段は会場として使用されない「さや堂ホール」(このホールはとても綺麗)での
展示があったのもステキ。この展覧会は観て欲しいなあ。

所蔵作品展も工夫が凝らされていて、静かに興奮。空間も好きでした。

ちなみに、観に行く時は脱ぎやすい靴で行くのがオススメです。

12.11.13

片恋の人に逢いにゆくように買いに行く本、というのがある。

逢えると思っていなかったのに、思いがけずそこにいると知ってドキドキしながら逢いにゆく。
その道のりに雑音のないように大事に大事に向かうのだ。

先日、数年越しのそういう本に逢いにいきました。
次が何年後だとしても、きっとおんなじようにする。
むしろ、今回の何倍もの気持ちを込めて。

12.11.12

SGさんと夕飯。
風邪のため、味具合が万全ではないながらおいしいご飯であった。
やっぱりご飯は誰かと食べたい。

たまった近況やらなにやらを話す。お互い、いろいろ思うことは尽きぬのである。
帰りがけ、国分寺の妖精・YMD氏とその弟子SGMに会う。
YMD氏には知らないうちにつけヒゲみたいな本物のヒゲがついてて脱力。
そして最後に寄った喫茶店でアーモンドラテとコーヒーゼリーを注文したら
どちらも上に生クリームがモリモリでびびる。教えてよーん、ウエイトレスさん(涙)。

何でもない日だが、とても充足。

12.11.11 七五三

世の中、七五三ですね。
ちびちゃんたちが健やかでありますように。

姉からの依頼で千歳飴を入れる袋を作りました。
詳細は後日アップします。

12.11.09 お知らせ

友人のいわぶちまりさんが
第60回ニッコールフォトコンテストの第1部モノクローム部門にて大賞を受賞しました!
嬉しくてここでもお知らせ。

こちらから詳細をご覧いただけますので、ぜひ。
http://www.nikon-image.com/activity/nikkor/contest/nikkor/

また、来年1月には受賞作品の展示があるそうです。
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第60回ニッコールフォトコンテスト入賞作品展
場所:ニコンサロンbis新宿 期間:2013年1月5日(土)-1月14日(月)    
10:30-18:30(最終日は15:00まで)
場所:ニコンサロンbis大阪 期間:2013年2月14日(木)-2月27日(水)
※16日(土).17日(日)休館    
10:30-18:30(最終日は15:00まで)
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友人の活躍を知るたび、自分もぼんやりしていてはいかん!と思うばかり。
とても刺激になります。
私も誰かにとってそういう存在になれるようにがんばろ。

12.11.05 げへがは

前触れがあったとも思えないのだが、この日から風邪で寝込む。
げへがは。

みなさんもご自愛のほどを。

12.11.03 うそ替え神事

谷保天満宮の祭事「おかがら火」と「うそ替え神事」に行く。
昔友人が住んでいて、その人がずっと「国立(駅近辺)に住みたい」と言っていたので
谷保はイマイチなのか?と思っていたら夜の景色ながらなかなかいい街に思えた。

さて、天満宮についたら階段の上からもわかる2つの炎。これが「おかがら火」。
拝殿前に高さ3メートル・2基の薪山を積み、午後6時に一斉に点火して、
炎の高さを競い御神木の転倒を防ぎ合う、関東における奇祭のひとつなのだそうだ。
もう820年以上も続く、都内の神社では唯一の火祭りなんだとか。
この火にあたると悪い病気にならないとの言い伝え。ありがたや。
とても間近で天高く燃え上がる炎は迫力。炎の熱もじりじりと感じられ、
この季節ながら暑いくらいだ。
しかし横の植木に思い切り炎がかかっているけど…と思っていたら、
消防の人が時々その樹に向けて放水している。なるほどー。


▷手前にいるのは消防士さん。ホースを持って待機。

それを見ながら、配布されていたご当地の伝統料理「煮団子汁」をいただく。
すいとん(=これが多分煮団子)入りのおみそ汁といった風情。ゆずの香馥郁で美味。

そして「うそ替え神事」。
授与所でうそを選ぶと巫女さんが違うものと替えて渡してくれる。
本来はそこに来ている人達と手当たり次第替えっこしていたらしいのだが、
最近は簡易化されている。(もちろん、替えっこしてもよい)
おみくじ入りのスレンダーなうそが我が家に仲間入り。

しかし、この「おかがら火」は消すのか消えるまで待つのか…とぼんやり考えていたら
お囃子が聞こえはじめ、後ろから獅子舞と猿&小猿舞が。
お囃子連の方々であった。いいもん見たなー。
(結局、火がどうやって消えるのかはわからずであった。)

▷大人の猿。小猿はとても可愛らしかった。

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◎本日の読了
『ルリボシカミキリの青』福岡伸一 文春文庫

12.11.02 おしらせ

友人の木原未沙紀さんの個展が本日から11日まで開催されています。
どうぶつをモチーフとしたとても美麗な作品を多く手がけていて、独自の世界観を展開しています。
今回は彼女のイラストレーションを使ったバッグなどのグッズもあるようで、楽しみ!
DMもインパクトがありました! どきーん。

詳細は下記の通りですので、お近くへいらっしゃる際はぜひぜひお立ち寄りを。

KIHARA MISAKI exhibition
会期:2012.11.02(fri)-11.11(sun)
時間:13:00-19:00(最終日は17:00まで)
会場:ポスターハリスギャラリー(渋谷区道玄坂2-26-18朝香ビル103号/渋谷駅ハチ公口より徒歩8分)
会期中無休/入場無料

12.11.01

◎本日の読了
『ゴーグル』豊田徹也 講談社
『団地ともお』20 小田扉 小学館
『なかじまなかじま』1 西炯子 白泉社
『毎週かあさん』2 西原理恵子 小学館
『秘密』11,12 清水玲子 白泉社
『式の前日』穂積 小学館
『恋と軍艦』3 西炯子 小学館
『10月の少女たち』萩尾望都 小学館文庫