告知解禁となりましたので、お知らせです。
4月16日から千葉市美術館で「仏像半島ー房総の美しき仏たち」という展覧会が始まります。
そのグラフィック全般を手がけさせていただいています。
この展覧会、仏像に興味のある方はもちろん、
特にそういうわけでもないけどね、という方にもお勧めしたい展覧会です。
・房総半島各地から約150体の仏さまが一堂に会する
・白鳳仏をはじめとして、平安〜江戸各時代の仏像が観られる
・多くが、県や国の指定文化財である
・お寺に伺ってもまず拝観できない秘仏や新出の仏像もいらっしゃる
・群像としての立体的な展示を観ることが出来る
・安房出身の日蓮をはじめとして法華の傑僧たちの彫刻や絵画がお里帰りしてくる
・波を彫らせたら天下一品と言われた江戸時代の彫物大工、初代伊八こと
武志伊八郎信由の作品を特別展示
というように、そもそも見所がたくさんあります。
この機会でないとお顔を拝することができない仏さまがいるってだけでも希有な機会の2ヶ月!!
それに、みなさんご存知のように「千葉は広い」のです。
関東圏ですら、房総まで仏さまに会いにゆくとなればちょっとした旅行です。
その広い千葉からひとつところに仏さまが集まっているとなれば…! うーん、見逃せない。
…と、まあそれでも「ふーん…」という方もいらっしゃると思うのですが…
個人的には、仏像だからといって堅苦しく考えすぎず、
おおらかな彫りや精緻な彫刻を「すごいなあ」と眺めたり、
自分にとってのイケメンな仏さま探しをしてみたり、
それぞれの仏さまにはどんなご利益や力があるのかを知ってみたり。
信仰の対称である、ということへの敬意を忘れなければ、
そういう向かい合い方でもいいと思うのです。
手フェチの人なら、数々の仏さまの中から一番グッとくる手とそのアングルを
見つけるなんてこともアリかもしれません。
そういう気軽な入り方をしても、不思議と静かな心持ちになれたり
知らなかった知識を得られたり。それを誰かに話してみたくなったりすることもあるのですし。
かつての日本人たちが考えていたことと私たちが考えていることの違いや、
意外なほどの共通点というものが仏像を通して見えてきたりもするはずです。
美術館でそんな機会に出会う、のはいかがでしょうか?
ちなみにこの展覧会、「千葉、やるじゃん!」という気分にもなれます。
千葉人の私がそう思うくらいなのだから、絶対です。
いつも「なんか千葉ってダサイ感じよね」というイメージをもたれがちですが、
千葉のおおらかな気質はもとより、いつもなら控えて語らないところの底力までも見ることが出来ます。
千葉にあんな素晴らしい仏像があるなんて知らなかったわ〜。と思うこと必至。
そういう「意外」に出会うのはワクワクする出来事だと思います。
■
それから展覧会オリジナルグッズも鋭意制作中。
面白いものになりますので、ぜひとも会場にてご覧くださいませ。
◎本日の読了
『数寄です!』参 山下和美 集英社
『MAMA』1 売野機子 新潮社
『よつばと!』12 あずまきよひこ アスキーメディアワークス
『隠し剣孤影抄』藤沢周平 文春文庫
友人の桑原太矩氏が連載デビューです!!!めでたいっ!
3月7日発売の『good!アフタヌーン』誌(#29)の中で巻中カラー!
作品名は「とっかぶ 特別課外活動部」。
早速本屋に行って購入。むふふふふ。これは永久保存だなー。
おいてある分みんな買っちゃいたくなりました。
最近のマンガはともすれば描きこみが “雰囲気” で済まされてしまって
すかすかのものになりがちだったりする。
登場人物が今どこにいて、どういう姿勢でいるのかすらよくわからず、
別に貼り付いた絵を見たくてマンガ読んでるんじゃないわい!と憤りたくなるものもあるくらいだ。
(まあ、どちらかといえば少女・女性向けのマンガに多いけど)
けれど、彼の作品はひとコマひとコマ丁寧に描きこまれていて、
マンガがマンガである必要性・マンガである強みが本当によく発揮されているなぁと
嬉しくなりました。マンガは雰囲気じゃなくてやっぱり高度な視覚言語でいてほしいものね。
ストーリーも、コミカルだし何より「善良性を信じていられる優しさ」がある。
人それぞれ好みはあれど、それって私にとってはとても大切ですごく幸せなことだ。
しかもそのことが破綻なく、誠実に読者に提示されていることに好感が持てて、
「さっすが、太矩ちゃん!」とにんまりしてしまった。
こういうようなところは良質なマンガを生むことに定評のある(と勝手に思っている)
講談社だからこそ、ということもあるのかな、と推測したりして。
専門的なマンガ評論は、友人のTKSにまかせるとして、
私の読後感はそんな感じでありました。
ひいき目抜きにしても(←いや、私にはこの行為自体が難しいけど。でもそれでも!)、
きちんと自信を持ってオススメできますので、
ぜひ本紙にてチェックしてみていただければ。
さーあ、毎月7日が楽しみになったぞ!ぐふふ。
であります。
ここ最近、名のつく料理を作ったのは一体いつ時分だ、
というくらい適当料理しかしていなかったし、
今日もそうなるはずだったけれど、スーパーでハマグリをみた途端、
メニューがあれこれ浮かんで久方ぶりにちゃんとした料理を作った。
・ちらし寿司
・ハマグリのお吸い物
・道明寺
・ひなあられ
………おおお!ひな祭り感、たっぷりだ。
(最後のふたつは買ったものだけども。)
ともあれ、国産のハマグリは大きくて大変美味でありました。
ちらし寿司も友人の奥様にいただいたお寿司ダネで作ったらおいしかったー。
それにしても、東京ってあんまり道明寺が売っていない。
関東だから仕方ないのかしらん。ちと、さみしい。
ってなんだか、すごく「ブログっぽい」内容ではないか。
もくもくと仕事をしている人間が本を2冊も
読み終わるもんか、と突っ込まれましたが、ホントに保存中だけしか
読んでないんですよ!…と弁明。なんでだ。
どちらも薄い本でしたからね。うん。
仕事の山は波状攻撃でやってくるのでしばらくはドタバタしております。
もくもくもくもく。
と、仕事。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎本日の読了
『V.T.R.』辻村深月 講談社文庫
『極め道 爆裂エッセイ』三浦しをん 光文社文庫
データ保存時の度に目を通していたら本が読み終わってしまった。
以前と比べるとずっと保存は早くなったし、
エラーがおこったりしなくなったけれど、それでも思いのほか時間がかかっているのだ。
生活の90%以上を床で生活しているのではないか。
あれこれしてみるものの、快適な姿勢ではないのだろう、
運動もしていないのにふくらはぎが痛い。むくんどるな。
仕事が佳境なので、座っている時間が多くなるのは仕方ないけれど、
あまり好ましいことではないので、こまめに立つことにしよう。
それにしても、なぜ2月は28日までしかないのだ…と心の底から愕然とする。
別に曜日優先のスケジュールは、2月が28日で終わろうとなんだろうと
〆切までの日数は変わらないはずなのだが、
ザワザワする頭の中を、そういって必死に納得させようとしても、
おとなしく納得してくれない。
つい愕然としてしまうのは日付単位で頭が働いてしまうからだ。
でもね、あなたが仮想している29〜31日が間に入ったとしても
別に猶予が増えたりはしないんですよー。(←対自分。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎本日の読了
『BABEL』2 重松成美 小学館
◎本日の野鳥:ヒヨドリ
アイシングがハンパないほどに盛り盛りのクッキーを発見。
たくさんの絵柄があって、そのマニアックな具合もよい感じであります。