13.03.07 祝!祝!祝!

友人の桑原太矩氏が連載デビューです!!!めでたいっ!

3月7日発売の『good!アフタヌーン』誌(#29)の中で巻中カラー!
作品名は「とっかぶ 特別課外活動部」。
早速本屋に行って購入。むふふふふ。これは永久保存だなー。
おいてある分みんな買っちゃいたくなりました。

最近のマンガはともすれば描きこみが “雰囲気” で済まされてしまって
すかすかのものになりがちだったりする。
登場人物が今どこにいて、どういう姿勢でいるのかすらよくわからず、
別に貼り付いた絵を見たくてマンガ読んでるんじゃないわい!と憤りたくなるものもあるくらいだ。
(まあ、どちらかといえば少女・女性向けのマンガに多いけど)
けれど、彼の作品はひとコマひとコマ丁寧に描きこまれていて、
マンガがマンガである必要性・マンガである強みが本当によく発揮されているなぁと
嬉しくなりました。マンガは雰囲気じゃなくてやっぱり高度な視覚言語でいてほしいものね。

ストーリーも、コミカルだし何より「善良性を信じていられる優しさ」がある。
人それぞれ好みはあれど、それって私にとってはとても大切ですごく幸せなことだ。
しかもそのことが破綻なく、誠実に読者に提示されていることに好感が持てて、
「さっすが、太矩ちゃん!」とにんまりしてしまった。

こういうようなところは良質なマンガを生むことに定評のある(と勝手に思っている)
講談社だからこそ、ということもあるのかな、と推測したりして。

専門的なマンガ評論は、友人のTKSにまかせるとして、
私の読後感はそんな感じでありました。
ひいき目抜きにしても(←いや、私にはこの行為自体が難しいけど。でもそれでも!)、
きちんと自信を持ってオススメできますので、
ぜひ本紙にてチェックしてみていただければ。

さーあ、毎月7日が楽しみになったぞ!ぐふふ。