エレベータ内で不振なO氏と夜な夜な胸を熱くしているOSMちゃんと声がよく通るM嬢と夕飯を食す。
私は基本的に肝類が好きではないのだが、そのことにO氏が言及。
O「肝系のもの食べませんよね」
T「そうだね、肉類の肝は味が好きじゃないのだが、魚類の肝は質感がどうにも」
O「質感」
T「なんというか…味もないのに脂肪分がヌラッとしている感じがね。同様にアボガドもあまり好きじゃない」
O「女子なのに!女子はアボガドが好きなんじゃないんですか」
T「よくそう言われてるが、好きじゃないぞ。あれもヌラーッとしているでしょ」
O「ああ、まあ…。でも、味ないですかねえ?」
T「それぞれの味は確かにあるんだろうけど、それ以上にヌラヌラしていて……
無塩バターを固まりで食べさせられている感じがするのだよ」
O&OSM&M「!!!…む、無塩バター、それはイヤだ………」
というわけで本日ようやく、あのヌラヌラ感を大変的確に表現できたのであった。
あー、満足。
ちなみに今日食べたウマヅラハギの肝は予想に反して大変に美味でありました。
ああいうのなら食べられるのだがなあ。
それからバターと言えば、この日食べた里芋は大変クリーミィであったため、
OSMちゃんにより「畑のバター」と命名されたのであった。
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◎本日の読了
『人生激場』三浦しをん 新潮文庫
散歩中、橋の上から賽の目にカットしたパンをあげるおじさんに遭遇。
下にはマガモが数羽。パンが投げられると同時にスゴい勢いで近寄ってくるので
それを眺めながら、おじさんに「あっという間になくなりますねえ」と
話しかけたら「本当は鯉にやりたいんだけどねえ、カモに食べられちゃうんだよ。
カモの方が機敏だからねえ。」とそっと笑って去っていった。
そういえば確かに鯉もたくさんいて、パンが落ちるたびにゴボガバしている。
そうか、おじさんは鯉にあげたかったのか…。カモじゃなく…。
おじさんの「鯉>マガモ」という意識が心のどの辺りから生まれたものなのか、
大変に気になりながら散歩を続ける。
◎本日の野鳥たち:マガモ・シジュウカラ・ヒヨドリ・コゲラ・アオゲラ・ハシブトガラス・キジバト
野鳥じゃないけど)カワラバト(ドバト)・アヒル
▷下校中の小学生女子に「わー、首がキラキラしてるー!きれー!」と大人気だったが、
キミはどんぐりを丸呑みしすぎじゃないかね。大丈夫かね。
いやなにって!!本日一番の大興奮事項はア・オ・ゲ・ラ!アオゲラでしょう!
(興奮しすぎて1文字ずつ区切ってしまうくらいだ)
散歩も帰路の途中、聞き慣れない声がする。ぬ!?誰だっ!と辺りを見回すと幹を叩く音。
コゲラに比べて低音のそれに発見の予感がしたところ、対岸に姿を確認。おおきーい!
しばらくその場で撮影を試みたものの、幹に隠れてほとんど見えないので大急ぎで対岸に移動。
あの木だったはずだ、とキョロキョロするも、姿は見えず、でも幹を叩く音はする。
しばらく探したところ、隣の隣の木で発見。やっぱりおおきーい!
すぐ横を散歩中の人が「こいつ、なにをしてるんだ」と不審げに通り過ぎるがそんなことにかまっちゃおられん、
逆光のなか、ひとり大興奮で撮影しまくる。
しかし問題がひとつ。…その時の私は猛烈にトイレに行きたかった。
でも撮りたい。でも行きたい。トイレ、アオゲラ、トイレ、アオゲラ。
しばし問答した結果、近所の公園のトイレに駆け込み、大慌てで戻る。
その間、2分もなかったのだが、アオゲラの姿は見えず。むー、残念。
また会えるだろうか。飛んでいく姿も見てみたかった。
O氏が「『舟を編む』って面白い?」と聞いてきた。
内容的にも大変に読んでみたい本なのだが、
よほどのことでない限り、趣味的読書は文庫・新書に限る信条なので
「読んでおらぬ」と返事をしたついでに、著者の話と映像の話をちらとしたものだから
気になってきてしまって…というわけで
◎本日の読了
『まほろ駅前便利軒』三浦しをん 文春文庫
『しをんのしおり』三浦しをん 新潮文庫
なんだか面白そうな試みですね。
十和田市現代美術館『超訳 びじゅつの学校』
ここ数年感じる印象ですが、都心(大都会)から遠く離れた美術館・博物館こそが
とても伸びやかで挑戦的な気がします。
鑑賞者に姿勢を強要したりしないというか、
のんびりとした雰囲気の中で、自分に素直に楽しんでよいのだと言われているようで。
都心の美術館だって強要しているわけじゃないのかもしれませんが、雰囲気がちょっと違うのですよね。
そもそもの施設の空間自体に余裕があるせいもあるかもしれません。
そして、その地域が持つ独自の時間感覚のせいも。
そうした美術館や博物館は、
芸術は特権や専門知識を持つものがああだこうだと排他的に論じるものではなく、
ヒトという動物が原初的に持つ衝動だと控えめに、けれど確として発信しているように
私には感じられます。
地域性の違いは、上手く言葉にできないけれど絶対に存在しているなにかです。
どちらがどうということではなく、それぞれの特色として捉えて楽しんでおります。
■
散歩をしていると望遠のレンズが欲しくなります。
鳥たちが姿を見せてくれる冬の木立。なのに…遠いー(涙)
近くに寄ってもあまり気にしないでくれるのはマガモくらい。
コゲラは姿を見たのも幹を鳴らす音をきちんと聞いたのも初めてで、ひとり大興奮。
想像以上に小さくてびっくりもする。
本日の野鳥たち:マガモ・コゲラ・ヒヨドリ・シジュウカラ・エナガ・ハシブトガラス
本日は節分。ということは明日は立春か!
でも確かに春めいた日が多くなって、空気にも春の匂いが混ざってきました。
一人暮らしをして長いですが、毎年ひっそりと豆をまきます。
近所のヒトがびっくりするかもしれないので、実家にいた頃のように
はっきりした声はあげたりはしませんが、ちゃんと「鬼は外 福は内」といいます。
日本人だからね。こういうことは大事に楽しまないと、と思っているのです。
テレビでも各地の豆まきを放送していて、それぞれ違って面白いなあと思います。
人間の信心は、それぞれに都合よく筋書きが作られ、物語られたに違いないのでしょうが
(とりまく世界に、納得のいく意味をつけたということもある)
私はそのこと自体がとても興味深く、愛しきことだと思えてなりません。
■
それにしても、近年恵方巻きってすごい勢いですね。
関東の文化ではないと思うので、あまり馴染みがないのですが、
それでもデパ地下の食料品売り場では本当に全部売れるのか?と思うくらい
大量の各種恵方巻きが積まれておりました。
他のものが売っていないんじゃないかという勢い。
みんな、これを無言で恵方を向いて食べるのかな…。
楽しみにしていたライブに行く。
場所が分かりづらいとのことでO氏とOSMちゃんについていくが、
次にひとりで来いと言われても絶対来られないな…と思うほどわかりづらい。
でもそのわかりづらさ感、イベントの雰囲気と合っていていい気がする。
なんというか、秘密の組織のアジトに行くような感覚。
GENESis 2nd season 第五の言葉:「私は渇いている(ディフォー)」
ホームグラウンドのl-eで見るのは初めてだったけれど、ああ、やっぱりステキすぎる!!
音も光もパフォーマンスも個人的にどツボのため、たいへんに楽しめました。
基本的に音楽白痴なので、メロディアスでない音を楽しむ能力を持ち合わせていないのだけど、
GENESisは心底楽しめるのが不思議。会場のみんなで楽しむ感じも嬉しくなっちゃう。
今日の鈴木さんは渋かったし(笑)、木下さんも古池さんも坂本さんもまったくもってイカしてる。
かっちょいいなー。それでいてあんな面白いんだから反則だ。
パフォーマーが面白がっていることが伝わってくるのは、参加者としては至極幸福なことだと思う。
イベント後の雰囲気も新参者ながらすっかり楽しませてもらってしまった。ありがたや。
ああいうライブが出来ることも、なごやかな雰囲気を作れることも、才能だなぁとうらやましく。
今回を含めてまだ2回しか観ていないけれど、これまでのイベントを見逃したことが惜しまれてならない。
今年もあっという間に1ヶ月がすぎたとは! オーソーローシー。
14:00から仕事の打ち合わせ。
よだれと鼻息しか出ないようなお宝をたくさんたくさん見て、ぐふーーーーーー!とし続ける。
特にそのうちの2つに目が釘付け。ああ、もうすごい!!
……と、なんのこっちゃかわかりませんが詳細はもう少ししないと書けないので
しばしお待ちください。
いいものを見られる機会がみなさんにもあります!
そんなにぐふぐふするのはいいのだが、一方でこの仕事、大変キケンなカホリ。ぐへー。
その後も別件で打ち合わせ。
こちらは少しずつ世界観を作ってきているお仕事。
今年はどうなりますか。でもいいものが作れるように頭を回転させねば。
そしてその後、O氏+TKS+M嬢とご飯。
映画とマンガと友人の話などをしてわいわいする。
いつもの仲間ってやっぱり居心地よいです。
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◎本日の読了
『団地ともお』21 小田扉 小学館
『君曜日 鉄道少女漫画2』中村明日美子 白泉社
先日、作ったポスター(B2)とフライヤー(ハガキサイズ)です。
今回のイベントは北海道ですが、関東などでも関連イベントを
開催しているそうなので、興味のある方はぜひ。
▷ポスター
▷フライヤー
昨日作っていたポスターなどを見ながら、依頼者のKRさんと打ち合わせ。
「シャープでかっこいい」というよりなんだか可愛らしいものになってしまったが
喜んでもらえてよかった。
今後の課題は、シャープなものやかっこいいものもきちんと作れるようになること。
そういうのを見るのもそういう世界も大好きなのに、作るとなると別問題というのがいかんのだ。
お互い、専門畑がまったく違うのでそれぞれの話を聞いては
「へー!」だの「ほー!」だのと違いを楽しむのが常となっております。
友人からの依頼で、カフェ&トークイベントのポスターとフライヤー制作。
こういう依頼があると嬉しい。
ポスターを作るという出来事そのものが新しいわけではないけれど、
デザインに出来ることはまだあるよ、もっと良くできることは世界に溢れているよ、と
言われているようで。
とても小さなことでも、前よりもよくなることに自分が役に立てると嬉しい。
私たちのような種別の人間は根源的にはやっぱり誰かの役に立ち、誰かに喜んでほしいのだなあと
昨日、F嬢と話したことを思い出しながら、反芻した。