アップルストア銀座での荒俣先生のトークイベントに駆け込みセーフ。
映画館のような座席でゆったりお話を聴くことが出来るのですね、ここは。
(ただ、あのエレベーターは急いでいる人間にはキビシカッタ!)
大学での講演会とは少し違う客層の方々の反応を
後方の座席で見るという状況はなんだか新鮮で、興味深い。
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世界の広さを知ろうとした人々の痕跡は、
たとえそこに国の威信がかかっていようと、どんなに過酷な道程であろうと、
それを凌駕したに違いない彼らの純粋強烈な好奇心と、
その先で出会った「ワンダー」に溢れていて、
目の当たりにするとワクワクを超えて心がギシギシとする。
それは、私が今まさに「帰国者」であるから余計にかもしれない。
彼らが命を削ってつくった博物画は
科学的正確さも人間的お約束も想像力も、あらゆるものを
抱えているのだから、面白くないはずないのだなぁ。
iPadやiPhoneをお持ちの方はぜひアプリのダウンロードを!
『MAU M&L 博物図譜』
楽しみにしていたライブへなんとか行くことができた。
『第六の言葉』の時も行きたかったのだけれどあまりにテンパッていたため、断念。
でも、今日は2nd season・ファイナルなので意地でも行かねば!ね。
GENESis 2nd season ファイナル
『第七の言葉:父よ、私の霊をあなたの手にまかせます』
大崎は我が家から遠いけれど、l-eで席に着いた瞬間、
ああ、ここにいて良かった、と思う。
人や場が発する雰囲気ってあると思うのだが、
ここは門外漢が気楽でいることを許容してくれる。まさしく人も場も。
きっと音楽や光やエレクトロニクスに詳しければもっと違った楽しみ方が出来るのだろうけど、
そうじゃなくても大丈夫、と言ってくれているようで
アウェイ空間が苦手な私でも、とても居心地が良い。
思うところあってのパフォーマンスに違いないのに、
「ただ」楽しむことを歓迎してくれる(と勝手に思っている。でへ)。
メンバーの方や常連さんの人柄が本当に大きいなぁとしみじみ安心。
始まる前からトイレットペーパースクリーンの隙間に覗く
オカメや鈴木さんと目が合って、私はもうそれだけで笑いが止まらない。
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GENESisのライブは、なんだか漠とした期待がちょうどうすぼんやりと心を占めた頃に
ゆるりと始まる。やっぱりなんかニヤニヤしちゃう。
スクリーンを取り除く古池さんはなんだか気持ち良さそうだし、
木下さんのハサミの切れ味は異様にいいし、
(だって、トイレットペーパーってあんなにサクッと切れるものだろうか…)
坂本さんの光は透明の箱の側面をなぜか緑と紫に映し出しているし、
(これはどうやって、そうなってたんだろう…)
鈴木さんは、ますます渋さを追求していた。
オカメもヒョットコもいつもより多かった。
会場にはトラも走る。
ある娘さんの大切なぬいぐるみはほのぼのと磔だ。
聞いただけだと本当に、なんじゃそりゃ、の世界だけど
それらがあり得ることに違和感のない、空間。
…と、急に4人が譜をもとに「その場」で走り出す。
ゆっくり、ちょっとはやく、全力で。
数十分それを近距離で眺めながら、
それこそ「なぜ、いい歳をした4人の男性の荒れた息づかいを
みんなで静かに聞いているんだろう」なんて思うのだけど、
あちこちがおかしすぎて、腹筋が痛い。
鈴木さんはもはや走っているというより、だだをこねているようにしか見えないし、
古池さんは終始顔も走りも淡々としているし(この対比は最高にツボだった)、
木下さんは時々、なんでこんなことしてるんだっけ、みたいな顔するし、
坂本さんは全速力が多くて本当に辛そうだった。
そのあともインターフォンが鳴ったり、
ろうそくが鈴木さんにロングブレスダイエットさせたり…
だめだ、思い出しても笑ってしまう。
こんな風に時系列に思ったままの断片を適切な接続詞もなく垂れ流したって、
なんかいろいろ伝わってないだろうなぁと思うけど、
とにかく、面白かったんです! もうそれ以外になにがある!というくらい。
あー、しあわせ。
ライブ後もね、なんか好きです。
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GENESisのみなさま、
「これでさよならじゃないから」、3rd seasonに出会えるのを楽しみにしております。
武蔵野美術大学で昨年度までに5期に渡って行なわれた展覧会
『博物図譜とデジタルアーカイブ』にも関連したイベントが銀座のアップルストアで開催されます。
詳細は下記の通りです(武蔵野美術大学 美術館・図書館HPより抜粋)。
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荒俣宏トークイベント:博物図譜をアプリケーションで楽しもう
作家・博物学者の荒俣宏氏 (武蔵野美術大学客員教授)のトークイベントを開催します。
今回は、武蔵野美術大学 美術館・図書館が開発したiPhone、iPad用アプリケーション
「MAU M&L 博物図譜」を通して、博物図譜の楽しみ方をご紹介します。
17世紀から19世紀の解剖図、自然誌、航海記などの貴重書に描かれた
美しい図像の数々をお見せしながら、博物図譜とその背景についてわかりやすくお話しします。
ぜひお気軽にご参加ください。
[日 時]2013年4月26日(金)17:00~18:00
[会 場]Apple Store Ginza 3階シアター
[お問合せ]武蔵野美術大学 美術館・図書館/042-342-6003
※イベントは先着順となります。
また、多数参加の場合は立見となる可能性がございます。ご了承ください。
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そして、このアプリ、バージョンが更新されています。
美術館・図書館のツイッターによると…
「MAU M&L 博物図譜」Ver.2.0.0がリリースされました。
これまでお使いの方アップグレードをお薦めします。初めての方、ぜひ御覧ください。
これまでの約2倍、資料を公開しました。
今回のバージョンアップでは閲覧速度の改善にも取り組んでおります。
より快適な環境で博物図譜の世界をお楽しみ下さい。
…とのことです!ぜひぜひ!!
S嬢と近所の公園に夜桜さんぽに出かける。
おやつをもっててくてく歩く。
その辺りは満開だという噂を聞きつけてだったのだが、
どうもうまく満開の桜を見つけられない。
でも咲いていることに違いはないのでそれを楽しむ。
そのまま近所をうろうろしていたら、
新しくなった住宅地図に「遊園地」という場所があった。
「遊園地だって、遊園地!」と住宅街に入ってみると
小さな遊具が置かれたシンプルな公園がひっそりとある。
そりゃそうか、公園だよな、とは思うものの
それを「遊園地」と記した地図を
夜に見つけることそのものがなんだか魔法のようで
頭の中に小さな空間で回るメリーゴーラウンドを思い描いたりする。


春うらら、百花繚乱。







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◎本日の読了
『とりぱん』14 とりのなん子 講談社
『チェーザレ』10 惣領冬実 講談社
『ひきだしにテラリウム』 九井諒子 イースト・プレス
驚くほどよく運動する。爽快だ。
…という夢を見る。
よく聞く「夢の中で宿題をやったけど実際は1問も問いていない」のと
同レベルでむなしいが、心持ちには不思議と達成感がある。
ああ、この達成感の不毛さよ。
ところでこの「夢で宿題を…」的な夢を見たことある人っているんだろうか。
アイシングがハンパないほどに盛り盛りのクッキーを発見。
たくさんの絵柄があって、そのマニアックな具合もよい感じであります。




仲良しメンバーで『宮崎学 自然の鉛筆』を観に行く。
工夫にあふれたカメラと機構で動物たちにとっての日常を撮影した写真たちは
とても生々しく、ときにユーモラスでうっとりする。
いきものは美しい。
一方で彼らの死を定点観測し、土に還る様子を撮影したものもあり、
獣の血は鮮やかに紅く、その死は誰かを生かし、また思いのほか長く潤すのだと知った。
それが展示されている部屋は、たとえたくさんの人がいても
他の部屋に比べてずっと静謐だった。
人間、死に対しては知らず知らずおごそかになるのだろう。
O氏はもともと嫌いなクマネズミだのタイワンリスだのに毒づき(曰く「キモい」)、
その他、たくさんの動物たちにも毒づいていた(曰く「キモい」)が、それはそれで楽しかった…はず。
私も、大量のウジが獣を覆い尽くしている様子は薄目で観察。ぞぞぞ。
『持塚三樹展 Sun Day』
隣にあるヴァンジ彫刻庭園美術館で開催されている展覧会もせっかくなので鑑賞。
なによりこの美術館、とても贅沢な空間であった。
ひとりの彫刻家の作品に特化した空間設計をしているため、作品がひきたって、ステキだ。
庭もやっぱりなんだか贅沢。東京ではなかなかこうはいかない。







展覧会の打ち合わせ。
今回は、憧れの先輩や有能な後輩とご一緒できるし、
極上の本(>上等>上質、ってイメージくらいの素敵加減)の
香りも嗅げるので幸せである。
たくさんたくさん触らせてもらえるのも至上なり。
とはいえ、私の永遠のお師匠さまからの要求はなかなかのもので、
それを聞きながら「うへー」だの「ぐはー」だの言っている。
でもね、たくさんの本を少年のように目を輝かせて眺めながら私を呼んで、
「ここがさ、こうなって…こうなってるんだよ。」とか
「ここで揃えてるんだよ。…ね、ほら楽しい。」とか
名デザイナーたちのすぐれた仕事を嬉しそうに教えてくれるのが
なんだか少し懐かしくて、やっぱり幸せだなあと思う。
こういう時間、まだまだたくさん欲しいなあと思ってしまうのは
甘えん坊だろうか。
寒いけれど、いいお天気。
よくよく歩きました。大満足。




