13.02.22 観てきた

仲良しメンバーで『宮崎学 自然の鉛筆』を観に行く。
工夫にあふれたカメラと機構で動物たちにとっての日常を撮影した写真たちは
とても生々しく、ときにユーモラスでうっとりする。
いきものは美しい。
一方で彼らの死を定点観測し、土に還る様子を撮影したものもあり、
獣の血は鮮やかに紅く、その死は誰かを生かし、また思いのほか長く潤すのだと知った。
それが展示されている部屋は、たとえたくさんの人がいても
他の部屋に比べてずっと静謐だった。
人間、死に対しては知らず知らずおごそかになるのだろう。

O氏はもともと嫌いなクマネズミだのタイワンリスだのに毒づき(曰く「キモい」)、
その他、たくさんの動物たちにも毒づいていた(曰く「キモい」)が、それはそれで楽しかった…はず。
私も、大量のウジが獣を覆い尽くしている様子は薄目で観察。ぞぞぞ。

持塚三樹展 Sun Day
隣にあるヴァンジ彫刻庭園美術館で開催されている展覧会もせっかくなので鑑賞。
なによりこの美術館、とても贅沢な空間であった。
ひとりの彫刻家の作品に特化した空間設計をしているため、作品がひきたって、ステキだ。
庭もやっぱりなんだか贅沢。東京ではなかなかこうはいかない。