朝から大阪。
職人技を目の当たりにしたり、
作業のための工夫を教えてもらったりして、感心しきりであった。
こういう話を沢山聞きたいのだよ!と思わずにはいられない。
昼食でお好み焼き屋さんに連れて行っていただく。

大変おいしいのだが(やっぱり大阪の粉もんはすごい!)、
炭水化物+炭水化物が “フツウ” であることを目の当たりにしておののく。
焼きそばもお好み焼きもどちらも1人前!?という量があったのにもビビるが
他のメニューには+ご飯、というのまである。いやいやいや!!
呆然としていたら、大阪在住の方にしてみると「え?いやフツウですよ」だそうだ。
噂には聞いていたが……状況が想像以上でカルチャーショックであった。
■
仕事後、時間があったので水族館へ行く。
大好きな水生動物たちをまじまじと見て一人であれこれ考える。
夕方だったせいもあるのか、館内は薄暗めで夜行性動物たちが活発になってきていた。
ウツボが上手く見つけられなかったのは残念だけど
タチウオのぎんぎら具合を飽かず眺めたのはいい時間。




その後、関西在住の大好きなGさんに会って夕食。
慌ただしいながらも、久しぶりに会えてとても元気が出た!
そしてドタバタと帰京。
雪雪雪。
口では大変だぁといいながら、ワクワクしすぎて結局外出。
オトナは暖かい家の中で「やあねぇ」というものだよな…と思いつつ
「だって、雪だよ!?そんなのムリムリー!」なのである。
家の周囲に人影はなく、音もしない。
ろくに雪かきもされていない周辺道路はきっと明日大変なことになるけれど
ひとまずそれはそれとして。



気に入っている散歩道には鳥が多い。夕方散歩して気付いたのだが、
鳥は日没を迎えると本当に面白いくらいぴたりと活動をやめるのだ。
ついさっきまで鳴き声がしきりに聞こえていたのに、
薮や林のなかでガサガサしていたと思うと、ふと意識してみると物音ひとつしなくなる。
ああ、地球と一緒に生きてるなぁと尊敬。
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ところで、みなさん!(と思わず呼びかけたくなる)
今日のNHKスペシャル『世界初撮影!深海の超巨大イカ』、見ましたか?
いやーーー、すごかった!!
食事しながら見ていたものの、まるで小さい子のようにすっかり手元はストップ。
ワクワクしてドキドキして、息をつめてみるTVなんて本当に久しぶりだったなぁ。
生きているダイオウイカがあんなに金色に輝いているなんて知らなかったし、
あの怖いような目玉は、とても雄弁。まるで哲学者のようだった。
大きい、ということはそれだけですごいことのひとつだと私は思っているけれど、
それをまた再認識したりもして。富山で見た大きな大きなソデイカが
番組中でもおびき寄せるエサとして使われていて、あれでさえギョッとしたのに、
それをがっしり抱え込んでいたとなると……ドキドキ。
一体、彼らにとって世界とはどんなものだろう。
私にとって世界は知らないことだらけで、でもだからこそ快哉を叫びたくなるものだ。
それにしても、視聴者は1時間でおいしいとこ取りしているけれど、
実は潜航回数100回、潜航時間400時間に及ぶ努力と忍耐の成果。
その裏にはもっと何十年にも及ぶ研究者の方々の時間がある。
想像つかないほど大変だろうけど、憧れずにはいられない。
……あの潜水艇、乗ってみたいなぁ。
O氏とOちゃんとM嬢とご飯。
その中でO氏に、私がはいているズボンのヘビーローテーションっぷりをとうとう突っ込まれる。
バレたかー。(でもちゃんと頻繁に洗ってますよ!)
我ながら、そのヘビロテぶりに絶句したくなるくらいではあったのだが
他人から指摘されるとは重症もいいところであります。反省。
というわけで、バーゲンが終わらないうちに入手しに行かねば。
ここ最近、よそ行きの服ばかり仕入れていたら、
日常着が手薄になっておったのでした(←言い訳)。
そういえば、この歳になって初めてロングブーツが我が家にお目見えしたのだが、
玄関先に、つま先からすねまですっかり人間のカタチをしたものが
ヌーッと立っているのでちょくちょくギョッとする。あれはホラーだ。
ブーツがあんなに「人間のカタチ」をしているなんて気付きもしなかったな。
担当した授業の課題をがっつり見る日が続きました。
いやはや、これがもう感嘆と発見の宝庫。
この授業、モチーフは「線」で基本的に墨と紙しか使わないのですが
そこからよくもまあこんなに表情豊かなものが出てくるもんだと
課題を出しといてなんですが、驚かされるのです。
濃淡やにじみ、メディウムの差、描画方法、編集方法。
これ一体どうやって描いたの?とか、よくこんなこと思いつくなーとか、
突き詰める能力の豊かさとか、あらゆることに驚嘆してばかり。
いつまでも眺めていられる線もたくさんあって、
しまいには人に課題出してる場合じゃないぞ、これ私がやりたいぞ!とフンガー!となるのでした。
今度は私が墨と紙とたわむれてみよう。
かつて私が学生だった頃にも同じような課題をやったけれど、
あの時よりもずっと面白さが分かる、というのは
授業を担当させていただくことの贅沢のひとつだなあ、と思うのです。
そして、自分だけじゃ想像も出来なかった成果が目の前に提示されるという幸せも。

▷昨日買ったスイートピー。春だなあ。いい香りです。
なんとなく午前中のんびりとしていたが、ふと気付くと
気になっていた展覧会『シャルダン展—静寂の巨匠』が最終日だったので慌てて出かける。
初の三菱一号館美術館はダフ屋さんまでいてちょっとびっくり(初めて見た)。
最終日の終わりも近い時間だというのに、多くの人がいて、こじんまりした各部屋は人で埋まっていた。
最初は思ったほどでもないのかな…と観ていたが、次第に光の巧みさにほれぼれし始める。
薄暗がりで光を浴びる人や静物。ただ白でも、決して黒でもない光や影は
確かに見てはいても、私には容易に描ける気がしない。
この人の目にはどう見えて、そしてどうやって絵の具を選び、調色するのだろうと考える。
その場にあるものをその場にあるように、そしてそれよりもすばらしく描くってすごいことだ。
思いがけず、ルドンのグラン・ブーケも見ることが出来て満足。
東京オペラシティアートギャラリー『篠山紀信 写真力』を観に行く。
普段、あまり写真展を観に行ったり写真集を眺めたりはしないのだが、
この人の写真は観てみたい、と思った。
平日だというのに結構人が多く、しかも年配の人から若い人まで年齢層も幅広い。
写真が大きいとは聞いていたのだが、想像よりもずっとずっと大きくてホヘーとなる。
ああいう天井の高い空間に大きな作品があると、鑑賞者もみちみちしなくていいな。
本当に大きな作品は若干空気が入ってしまっていたりするのが残念だったが
日々の湿度の変化等を考えると仕方ないことなのかもしれない。
でも、もしそれがなくて繋ぎ目もない大きな写真だったらカッコいいなあと思ったりして。
ただ、そんなことはさておけるくらい「写真力」はびしびしと伝わってくる。
浅田真央さんの写真は、これまで見たどんな彼女よりも素敵な一瞬で、思わず見とれる。
その他にもたくさん、きれいでかっこよくて大迫力なものがたくさん。
坂東玉三郎さんもすごかった(!)し、見たかった山口百恵さんも色っぽかった!
人は本当に人に興味があるのだ、と改めて感じる。
そして、人体や文化や様々な生き様をとてもキレイだ、と思う。
そういうものを切り取った渾身の写真というのはいつまでもただただ眺めていられる気がした。
出た辺りにあったチラシ置き場を物色していると「シノヤマネット」のチラシがあった。
それを手に取ったらヨコにいたおじさまが「ぜひ、みましょう!面白そうだねえ、これ」と
話しかけてくれてなんだかほっこりした。
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夜は久しぶりに演劇鑑賞。
演劇を観ていつもさらされるのは「『人間』にはかなわない」という想い。
デザインにだって出来ることはたくさんあって、ものごとや人を変えることもできると信じているけれど、
人が直接発する熱量が揺さぶるものにはかなわないと思い知らされる。
あー、かなわないな、かなわない!と帰路、思いながら
でもそれはなんだか悔しいばかりじゃなくて気持ちのよいことでもあったりして不思議だ。
携わっているお仕事の撮影に同行させていただく。
というわけで、千葉県南部へ。
千葉市中心部から少し行くだけでずいぶんと様相が変わるのが
千葉のいいところ。南は緑も多くて気持ちがいい。
お邪魔したのは、さるお寺。
紅葉のピークには遅かったけれど、それでも豊かな色彩が迎えてくれる。


お堂での撮影は寒さ厳しいけれど、
写真家の方の手間ひまをかけて撮影に挑む姿勢とノウハウ、
修復師の方々の仏像に触れるにあたっての敬意と手技。
私はすっかり見ているだけの人間だったけれど、
なかなか見ることの出来ないものを拝見できて、とても有意義でした。
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にゃーん。にゃにゃーん。
お寺でかわいがられていたにゃんこ。


武蔵野美術大学 美術館・図書館で開催中の『助手展 2012』関連イベント、
プロジェクションマッピングに「イムネ申」が参加するというのでドタバタと観に行く。
美術館正面の左右に大きくプロジェクションされ、様々な作品が上映されていた。
途中までしか見なかったけれど、せっかくだし左右を上手く使ったプロジェクションがあったら
いいのになーと思いながら見る。(最後の方にはそういう作品もあったらしい。見逃した)
あと、プロジェクションマッピングってなんとなくもっと「場所性」が大事なものだと思っていたのだが。
さておき、「イムネ申」の作品は、もうなんか笑えた。
これはhys君の頭の中だなぁとしみじみ思った。
一緒に見ていたO氏と「やっぱりあの人の頭の中は狂っておるね」(←尊敬している)
「そうだね」などといいながら笑う。
音楽といい、映像のタイミングといい…思い出してもおかしい。
もしかしたら笑っていたのは私たちだけかもしれないのだが、後日そう話したら
hys氏自身が「そうだろうね」と言っていたのがまたも面白かった次第。
有志の隊(なんのこっちゃ、かとは思うがその辺は割愛)のお誘いを受けて、
京王閣で開催されている『東京蚤の市』へ行く。
◯◯が欲しい、と明確な目的があるわけではなかったので、
(あえて言うなれば、私と出会うモノを発見したかった、のだが)
のんびり・じっくり見て回る。いやはや、一日かけて楽しめる場所であった。




