13.01.06 観てきた

なんとなく午前中のんびりとしていたが、ふと気付くと
気になっていた展覧会『シャルダン展—静寂の巨匠』が最終日だったので慌てて出かける。
初の三菱一号館美術館はダフ屋さんまでいてちょっとびっくり(初めて見た)。
最終日の終わりも近い時間だというのに、多くの人がいて、こじんまりした各部屋は人で埋まっていた。

最初は思ったほどでもないのかな…と観ていたが、次第に光の巧みさにほれぼれし始める。
薄暗がりで光を浴びる人や静物。ただ白でも、決して黒でもない光や影は
確かに見てはいても、私には容易に描ける気がしない。
この人の目にはどう見えて、そしてどうやって絵の具を選び、調色するのだろうと考える。
その場にあるものをその場にあるように、そしてそれよりもすばらしく描くってすごいことだ。

思いがけず、ルドンのグラン・ブーケも見ることが出来て満足。