13.01.13

気に入っている散歩道には鳥が多い。夕方散歩して気付いたのだが、
鳥は日没を迎えると本当に面白いくらいぴたりと活動をやめるのだ。
ついさっきまで鳴き声がしきりに聞こえていたのに、
薮や林のなかでガサガサしていたと思うと、ふと意識してみると物音ひとつしなくなる。
ああ、地球と一緒に生きてるなぁと尊敬。


ところで、みなさん!(と思わず呼びかけたくなる)
今日のNHKスペシャル『世界初撮影!深海の超巨大イカ』、見ましたか?
いやーーー、すごかった!!
食事しながら見ていたものの、まるで小さい子のようにすっかり手元はストップ。
ワクワクしてドキドキして、息をつめてみるTVなんて本当に久しぶりだったなぁ。
生きているダイオウイカがあんなに金色に輝いているなんて知らなかったし、
あの怖いような目玉は、とても雄弁。まるで哲学者のようだった。
大きい、ということはそれだけですごいことのひとつだと私は思っているけれど、
それをまた再認識したりもして。富山で見た大きな大きなソデイカが
番組中でもおびき寄せるエサとして使われていて、あれでさえギョッとしたのに、
それをがっしり抱え込んでいたとなると……ドキドキ。

一体、彼らにとって世界とはどんなものだろう。
私にとって世界は知らないことだらけで、でもだからこそ快哉を叫びたくなるものだ。

それにしても、視聴者は1時間でおいしいとこ取りしているけれど、
実は潜航回数100回、潜航時間400時間に及ぶ努力と忍耐の成果。
その裏にはもっと何十年にも及ぶ研究者の方々の時間がある。
想像つかないほど大変だろうけど、憧れずにはいられない。

……あの潜水艇、乗ってみたいなぁ。