14.02.08 大雪

東京は雪が降る雪が降る、と言われても結局降らないもんだよね、
などと言っていたら、降った。降りましたなー。
(ちなみに気象関係の知人曰く、上記のように言われるととても傷つくそうな。
 そりゃそうだ、がんばってるんだもんな。ダメですよ、言っちゃ!…反省。)

家にこもっていようと思っていたら、
ap嬢がはるばる近所まで来るというし、近所に住むF嬢からも散歩に誘われたので
じゃあ、ということで夕方まだまだ雪降り荒ぶなか、駅前のコンビニに集合する。
Sちゃんもap嬢に半ば無理矢理つれてこられて参加。優しいのぅ。
ただし雪好きのS嬢ははるばる四国のおかんから外出禁止令が出たため不参加。

F嬢希望の上水散歩を経て、近所に出来た喫茶店へ向かう。街は人も交通量も少なく、妙に静かだ。
その上、雪がすでに20cmは積もっていようかという上水を歩く人などいやしない。
ほとんど体験したことのない大雪にワーワー言いながら、辺りの景色にも感動し、
しかし深い雪を進むのに必死でもはや雪中行軍の様相。
透明な方が先も見えてよかろうと思って用意したビニール傘もあっという間に
雪で真っ白になって、先なんて見えやしなかった……。
こういう時に不急の用事ででかけて怪我した人のニュースとか見て、
「こんな時に不用意に出かけるからだよ!」とか思うけど、
今の自分たちが転びでもしたらまさにそういう状態になるじゃないか!!
などと言い合いつつ、足下注意で行軍。


▷雪に埋もれた上水の道。


▷「あたたか〜い」「つめた〜い」が見えない。でも全部つめたそうだ。


▷積もってる、積もってる。

黙々と歩きつつも、すっかり変わった景色を楽しみながらなんとか喫茶店に到着。
「こうなったらとことん注文しまくらないと元が取れないよ!」とSちゃん。まあ、確かにね…。
広い駐車場にはほとんど車はないのに、店内は思ったよりもずっと混んでいた。
みんなも歩いてきたのだろうか。暖かい店内にホッとしつつ、注文をして一息。
あれこれと注文して、みんなで食べ比べながらわいわいと。随分と長居をして楽しむ。

帰りもまだ雪降り続く。
外はますます静かで、時おり若者が盛り上がっているのとすれ違うくらいだ。


▷エッジの立った積もり方してるなあ。
 

▷ワイパーをあげた車はまるで虫みたいになってる。


▷傘の亡骸が点々と。風も随分強かった。

電車は動いていたものの、どうやら遅れている様子。
みんなで分かれ道まで歩いていたら、線路に沿った坂道で2人の青年がスキーをしていた。
普段だったら考えられない非日常の風景がなんだかおかしかったなあ。
写真撮っておけば良かった。


▷近所の郵便ポストがリーゼントに。


▷鉄管より向かって左が畑、右が住宅道路、なんだけどまったく差がなくなってしまった。


▷ドア前も随分と積もってる。


▷雪が詰まってドアが閉まらないなんて、さすがに初めての経験。


明日は出かけるし…と思って丑三つ時に階段の除雪をしておく。
といっても除雪道具などないので、家にあったMDFボードでぞりぞりする。
意外と使いやすくて階段幅にもちょうど良かった。
こういう時、美大出身者の家って何でもあるなあ…と思う。