2011.5月

抜粋 ルバイヤート


photo:Yuichiro Tanaka

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◎《抜粋 ルバイヤート》2008.01

『RA’08 武蔵野美術大学助手研究発表』展の出品作品/活版印刷・シルクスクリーン・プリントゴッコ・手製本
 デザイン・印刷・製本:谷田幸

私的研究備忘録

《私的研究備忘録》2007.01

『RA’07 武蔵野美術大学助手研究発表』展の出品作品/レーザープリンタ・プリントゴッコ・手製本
 デザイン・製本:谷田幸

中島敦 古譚集

《中島敦 古譚集》2006.01

『RA’06 武蔵野美術大学助手研究発表』展の出品作品/レーザープリンタ・プリントゴッコ・手製本
 デザイン・印刷・製本:谷田幸

日本の書物とその時代

《日本の書物とその時代》2005.01

 武蔵野美術大学修士課程次の修了制作/インクジェット印刷・手製本
 デザイン・印刷・製本:谷田幸

Printer’s Flower —万葉花形装飾活字

《Printer’s Flower —万葉花形装飾活字》2003.01

 武蔵野美術大学4年次の卒業制作作品/2冊組・インクジェット印刷・手製本
 デザイン・印刷・製本:谷田 幸
 

ひとこま谷田新聞01

11.05.06 ツイッター

とうとう、お仕事の一端がお知らせできることになった。

これまでにもちょこちょこ書いてきたのだが、
具体的なことがまったく記載していないので伝わってなかったに違いない。
実は、今年度の武蔵野美術大学オープンキャンパスのトータルデザインをしているのでした。
イラストは角裕美さんにお願いしております。ぐふふふふ。

その一環で、今日からツイッター(のアイコン)が稼働し始めたので、
ツイッターをやっている人はぜひフォローを。去年のも出てきたりするけど…いいのかな。
mau_open」で出てきます。ハッシュタグは「#mauoc」だそうです。

メインキャラクターの子に危うく「まうオ」というイケてない名前がつきそうになったので
「却下!」と叫んでおいた。 手羽さんよ……。

11.05.05 勉強になります。

とてもお世話になっている先輩デザイナーのKさんと打ち合わせ。
お仕事に参加させていただくのだ。
これまであまりやったことのないことなので、Kさんの話に耳をダンボにして食らいつく。
とっかかりがつかめれば、なんとなくうまく進行方法がつかめそうだが、
こっちから攻めていかないとそのとっかかりは逃げてしまいそうなので気をつけよう。

Kさんの仕事の姿勢は、肩に力が入っていなくて自然体で(少なくとも私にはそう見える)
それが相手をとても安心させる。
こんなふうにできたらいいなあ、と思う。

11.05.04 家ギャラリー

友人のご主人が自宅の2階をD.I.Y.して、綺麗になったしせっかくだから、と
展覧会をしているというのでお邪魔する。


『Sunlit Boulevardies』2011.4/29-5/5
伊藤誠 高柳恵理 丸山直文 深井壮一郎 泉孝昭 須貝一穂 池田光弘
金氏徹平 鈴木基真 八木貴文 早川祐太 宮本智之

白い壁と木の床、むき出しの梁のこぢんまりとした、
けれど清々しい空間の至るところに豪華な顔ぶれの作品が並ぶ。
気をつけていないと作品を見逃したり、あやうくぶつかりそうになったり。
同行した友人と「あれも?」「あ、これもだ!」といいながら
「いいねえ〜」と気持ちのいい時間を過ごす。

隅に積み上げられたパテの缶まで作品に見えてくる、ということがとても興味深い現象だと思った。
ただ「それらしく」積み上げられた日用品が彫刻作品なのではないかと疑う行為が示すのは、
私の中の「彫刻」が確実に姿を変えてきたということなのだ。
日用品のように見える彫刻と彫刻のように見える日用品の間にはどんな川が流れているんだろう。
専門の人々の間では何度も議論されてきたことだろうが、私にはそんなことも新鮮にうつる。

展示を堪能した後、友人と庭で歓談。暖かく心地よい空気の中でのんびりする。
理想とか憧れのヒントを見せてもらったようでとても充実した時間であった。

11.05.03 ちょっといいもの

母からの『美味しいものでも食べない?』というお誘いで
二人で普段は行かないような「ちょっといいもの」を食べにいく。
丸ビルの上にある『招福楼』。きゃー、高級。
おもてなしというのはほんのちょっとしたことにも気配りがなされている様子をいうのだなあ、
ということを改めて感じる。相手のことを思って初めてもてなしというのはできるのだ。
(イスの席の足下にはクッションがあった!)
すべての料理に解説がなかったのがちと残念だが、ま、それはそれ。

季節感たっぷりの日本料理は美味であり、眼福であった。


しらこ豆腐。上には菖蒲とよもぎが添えられていて、日本料理のこういうところがいいなあ、と思う。


お寿司。アジとタイ。うまー。


お吸い物、美味しかったなあ。ハモ? 切り方がそんな感じだったけど、
ハモってこんなにふっくらしてただろうか。違う魚かもしれない。ともあれ美味。


カツオのたたきとカレイの昆布〆。


「八寸」というらしい。八寸の角盆に珍味などが載っているもの、ってことのようだ。
タコの吸盤はぷっちぷちだったし、ピーマン(?)は塩味が絶妙だった。


あゆ。小さくてふわふわだった。「たで」酢をつけて食べる。草っぽい香りだけどよく合う。
「たで」はことわざに出てくるアレ。食べる文化があったのか!とびっくり。


みょうがが食べられるようになったのはだいぶ大人になった証拠だと思う。


うなぎのお茶漬け。山椒がぴりりとしていてしばらく舌先がぴりぴりしていた。
ほんとに「小粒でもぴりりと辛い」んだなあ。


5月だから、柏餅。コロンとしていてかわいらしい。


水菓子。周りのジュレは少しお酒がきいている大人味。

憲法記念日のせいか黒い街宣車が列をなして丸の内を走り、それを囲む警察の人たちがたくさんいた。
なんだか物珍しい光景として見てしまった。