母からの『美味しいものでも食べない?』というお誘いで
二人で普段は行かないような「ちょっといいもの」を食べにいく。
丸ビルの上にある『招福楼』。きゃー、高級。
おもてなしというのはほんのちょっとしたことにも気配りがなされている様子をいうのだなあ、
ということを改めて感じる。相手のことを思って初めてもてなしというのはできるのだ。
(イスの席の足下にはクッションがあった!)
すべての料理に解説がなかったのがちと残念だが、ま、それはそれ。
季節感たっぷりの日本料理は美味であり、眼福であった。
しらこ豆腐。上には菖蒲とよもぎが添えられていて、日本料理のこういうところがいいなあ、と思う。
お吸い物、美味しかったなあ。ハモ? 切り方がそんな感じだったけど、
ハモってこんなにふっくらしてただろうか。違う魚かもしれない。ともあれ美味。
「八寸」というらしい。八寸の角盆に珍味などが載っているもの、ってことのようだ。
タコの吸盤はぷっちぷちだったし、ピーマン(?)は塩味が絶妙だった。
あゆ。小さくてふわふわだった。「たで」酢をつけて食べる。草っぽい香りだけどよく合う。
「たで」はことわざに出てくるアレ。食べる文化があったのか!とびっくり。
みょうがが食べられるようになったのはだいぶ大人になった証拠だと思う。
うなぎのお茶漬け。山椒がぴりりとしていてしばらく舌先がぴりぴりしていた。
ほんとに「小粒でもぴりりと辛い」んだなあ。
憲法記念日のせいか黒い街宣車が列をなして丸の内を走り、それを囲む警察の人たちがたくさんいた。
なんだか物珍しい光景として見てしまった。