11.05.04 家ギャラリー

友人のご主人が自宅の2階をD.I.Y.して、綺麗になったしせっかくだから、と
展覧会をしているというのでお邪魔する。


『Sunlit Boulevardies』2011.4/29-5/5
伊藤誠 高柳恵理 丸山直文 深井壮一郎 泉孝昭 須貝一穂 池田光弘
金氏徹平 鈴木基真 八木貴文 早川祐太 宮本智之

白い壁と木の床、むき出しの梁のこぢんまりとした、
けれど清々しい空間の至るところに豪華な顔ぶれの作品が並ぶ。
気をつけていないと作品を見逃したり、あやうくぶつかりそうになったり。
同行した友人と「あれも?」「あ、これもだ!」といいながら
「いいねえ〜」と気持ちのいい時間を過ごす。

隅に積み上げられたパテの缶まで作品に見えてくる、ということがとても興味深い現象だと思った。
ただ「それらしく」積み上げられた日用品が彫刻作品なのではないかと疑う行為が示すのは、
私の中の「彫刻」が確実に姿を変えてきたということなのだ。
日用品のように見える彫刻と彫刻のように見える日用品の間にはどんな川が流れているんだろう。
専門の人々の間では何度も議論されてきたことだろうが、私にはそんなことも新鮮にうつる。

展示を堪能した後、友人と庭で歓談。暖かく心地よい空気の中でのんびりする。
理想とか憧れのヒントを見せてもらったようでとても充実した時間であった。