2011.4月

11.04.11 本日より

関わった展覧会がOPENです。ぜひ足をお運びください。

『博物図譜とデジタルアーカイブIII』
会 期 2011年04月11日(月)〜 06月19日(日)
休館日 日曜・祝日(但し、6月19日は開館)
    ※学事予定の変更により、会期変更となりました
時 間 10:00〜18:00(土曜日と日曜開館日、4月11〜15日は17:00)
    ※計画停電の影響により開館時間が変更になる可能性があります。
会 場 武蔵野美術大学 図書館展示室(入館無料)

関連企画 荒俣宏客員教授講演会(予定) |参加自由
5月9日(月)16:30〜 @武蔵野美術大学

『武蔵野美術大学 平成22年度 博士後期課程研究発表展』
会 期 2011年04月11日(月)~23日(土)
    ※当初告知の会期(4月4〜16日)より変更になっています
時 間 10:00〜19:00 (土曜日は17:00まで)
会 場 武蔵野美術大学2号館1階 gFAL+FAL

アーティストトーク
4月14日(木)17:00〜18:00 @gFAL+FAL
※当初掲載の開催日(4月7日)より変更になっています。
ゲスト|田中正之(武蔵野美術大学大学院造形理論・美術史コース教授)
進 行|赤塚祐二(武蔵野美術大学大学院油絵コース教授)

11.04.10 小江戸・川越

友人と4人で小江戸・川越へ行く。花も盛りの散策日和。
かすかなるB級感とかつての街並み。 のんびりうろつくにはいい街だった。
食べ物屋が多く、お土産がすべて食品になってしまった…。しかし誰も巨大麩菓子は購入せず。


お寺の境内で満開のサクラ


自転車屋の看板犬


同じ自転車屋の店頭。商品のサングラスよりも頭部が目立つことについては……。


観光案内所で出会った「川越唐桟」。上は綿と種を分ける道具。おもしろい。
下は糸車と原料の綿。白いのと茶色いのは種類が違うそうだ。


小江戸の風景


お稲荷のお狐様と絵馬とユキヤナギ。


駄菓子横町には巨大動物がたくさん…。


いわずもがな、鯉。カメレオンの足下に泳いでいる。


『吉寅』の城下町定食。すき焼きのお重弁当。美味しかった!


『カフェ・エレバート』のヘーゼルナッツのチーズケーキ。これまた美味。


衝撃的・ふくよかなマネキン。この切り口はいいなあ。しかも、結構美人である。


駅前のシャッター。手描きでかかれたイラストだった。素朴で奈良絵みたい。

11.04.09 [その3]アクシデント

博士展の搬入日。思わぬことが発覚し、
先日四苦八苦して印刷したガラス面の表示をカッティングシートに変更。
ただ、印刷用に作ったデータだったため、文字のラインがとても細い。
しかもカッティングシートとりタックシールの相性が悪くておかげでこれまた四苦八苦。
アルバイトさんやコーディネーターの方に大変ご迷惑をかける。こういう作業をして初めて
それぞれの素材の特性や使用する際に気をつけるべきことがわかる。
次に生かさなくては。


不要部分のカッティングシート


シルクで刷った部分とカッティングシート。重なっている部分の奥側がシルクで刷った部分。

11.04.09 [その2]近頃のお気に入り

最近、この紅茶が美味しいと思う。特に青い方。
これが出たての頃に一度飲んだ時はあまり美味しいと思わなかったのだけど、
どんな変化があったのやら。濃くて美味しい。

11.04.09 [その1]美味

四国の実家に帰っていたS嬢からもらったお土産「せとか」を食す。
S嬢によると昨今、柑橘類もブランディングされていないと売れないのだそうだ。
素人目にはみかんでしかないのだが、あくまでみかんではなく「せとか」。
(そもそも、一般的にみかんとは「ウンシュウ」のこと、らしい…ぐるぐるぐる…)
…ややこしいなあ。みかんとポンカンが違うように、みかんと「せとか」も違うということらしい。
なにごとも外見に惑わさされてはいけないということか。

ともあれ、皮が極薄のこの「せとか」、著しく美味であった。ジューシー。

一緒にもらった「ネーブル」はまだ保管中。

これが「せとか」。みかんにしか見えない…。

こっちは「ネーブル」。

ちなみに、せとかの他、「はるか」やら「はるみ」やらいろんな種類の柑橘類があるらしい ↓。
JAおちいまばりネットショップ「さいさいきて屋」

11.04.08 拡大された会議

大学でひとつ授業を持っている。新年度にむけて会議があったので新宿へ。
その前に吉祥寺と新宿の街で寄り道。あれこれと仕事の参考資料を見たり、探したり。
PANTONEのカラーチップってあんなにお高いのですね……ほしい。
それにしても、参考になる資料はデザインの世界だけにあるものではない。
見たもの、知ったことをいつでもデザインとリンクしていけるようでありたいと思う。

会議では久しぶりにお会いする先生方とお話ができたりしてよかった。
「お祝い」として、K方先生にこしあんぱん半分、K村先生に軽い粘土でつくった活字をいただく。
両先生とも大学1年の時に教わった方で、お二人に「感慨深いなぁ」と言われる。
あまり時間が経っている気がしないけれど、実際はあれからずいぶん経ったんだなあ。

11.04.07 再起動

携帯の通話機能がおかしいので修理にいく。
携帯ショップはいつも混んでいるイメージだったが、中途半端な時間のせいか
とてもすいていた。 症状を話し、いろいろ見てもらった結果、
PCでいうところのフリーズと同じような状況だったらしい。再起動をかけて復旧。
思いのほか簡単なことだったので拍子抜けしたが、すぐになおってくれてよかった。
これでしばらく何もなければ、問題なさそうである。

ショップにはあふれるほどのキノコが。

帰りに目についた古本屋へ立ち寄る。
ほるぷ出版から「名著復刻全集 近代文学館」として復刻されているものたちが
ワゴンセールだったので、嬉々として『風立ちぬ』と『海潮音』を購入。¥200/冊と格安。
(前者は明らかにN島先生の影響を受けた買い物だなあ…。でも読みやすい組版だと思う。)
これらを見たおばさま方が出版当時の本物だと思ったらしく、
『誰かが亡くなって、一気に出たのよね、きっと』
『ほんと、昔の本ってこんな感じだったわよねぇ〜』
『でも、200円はないと思わない? ほら、これ(←誰でも知っている名著)とかさ〜ぁ』
という会話をしていた。それを聞きつつ、心の中で「これは…復刻版です……」とつぶやく。

それから保育社の『標準原色図鑑全集18 飼鳥・家畜』を購入。これは¥300。
鳥には憧れがあるけどなかなか「飼う」という一歩が踏み出せないので、これを見て我慢。

買わなかったが『伊藤忠太動物園』という本が気になる。高額だったのでのぞくだけ。
でも、この伊東忠太という人に興味があるなあ。一見したところ、面白そうな人だ。

11.04.06 ブロークン

なぜ〆切というのはこうまとまってくるのか…。ヒマな時は思い切りヒマなのに。

というわけで『博物図譜とデジタルアーカイブ3』で使用されるもののふたつの〆切に
追われる日。まあ、早くからやっておけばそういうこともないのだが…。ちーん。
K野氏にささくれたメールを送りながら(いつもすみません…)せっせと作る。

その間に、わが携帯がブロークンしていることが発覚。何度電話しても私が出ないことを
不審に思ったK野氏がメールで「着信してる?」と聞いて、私は「…うんにゃ」。
こちらからかけてみても呼び出し音がならずにしばらくしてプツッと切れてしまう。
…こ、壊れてる!しかも理由がわからん……。げんなり。
メールの受信はしているので通話機能がおかしいようだ。明日は修理に行こう。
以前10年以上使っていた愛しのムーバ電話はその間、一度も壊れたことのない優秀なヤツだったのに
やはり最近の携帯は壊れやすいのか…。よよよ。

夕方はカド嬢と打ち合わせ。思わぬところでポロシャツは女性にはとても似合うが、
男性は………ということがわかって大収穫。
それからボタン恐怖症というものがあることも初めて知った。世の中にはいろんな恐怖症があるな。

11.04.05 あっちこっち

大学で朝から打ち合わせ。カド嬢のイラストを使ったデザインを見せたところ、
担当の方々の反応がとてもいい。「おお〜〜!!」と歓声があがり、
この短期間の間に彼女が描き上げたボリュームに驚きの声も。
思わず「そうでしょ?すごいでしょ!!」という気分になる(自分が描いたわけでは断じて、ない)。

その後、別の件で大学内を移動。M氏と打ち合わせ。
それからK野氏のところへ行ってまた打ち合わせ。 今日は打ち合わせ三昧。
帰宅後、M氏とのお仕事で今日〆切のものに取りかかる。先ほどの打ち合わせを反影して
作っていたのだが、最後の最後って時にアプリケーションが3回連続でフリーズ。げっそり。
久しぶりにそういう目にあったなあ。最近そういうことがとんとなかったので油断してた。

11.04.04 志村坂上

東京に住んで10年以上になるが、行ったことはもちろん、聞いたことのない駅や地域は多い。
自分が知らない間にもそこをホームとして生きている人がいる、ということが私にはドキドキする。
別に世界は自分中心に回っていると言いたいんじゃなくて、世界は広くて面白いと叫びたい。
私は「私」のことしか知らないけれど、「私」じゃないたくさんの人がその人の「私」で
日々生活をしているんだなあ、と思うのだ。

さておき、今日も初めての地、都営三田線にある「志村坂上」に装丁した本の印刷立ち会いに行く。
この辺りは印刷・製本の工場が多いようで一角には凸版印刷の大きな建物が見える。

今回装丁した本のカバーはオペーク白で紙は黄土色のため、紙色を完全に遮蔽できるとは
思っていなかった。それは装丁範囲内。印刷担当の方はぎりぎりまで盛ってくれたので、
「ではそれで」と1度は答える。他の色の刷りは数時間後だというので、池袋のジュンク堂へ向かう。
だがその間に「2度刷りしたらどうかな…」という考えがもたげてきて、工場にTEL。
ただでさえスケジュールがタイトな上に予算の問題もあるとのことだったのだが、
出版社の社長さんに相談してみたところ「納得のいくようにやりなさい」とのお言葉。
「無理だな」と言われなかったことに背中を押され、再度交渉。
工場の方としてはやはり迷惑なことだったと思うが、結局白を2度刷りしていただけることとなった。
感謝あるのみ。

その後、指定の時間にもう一度工場へ。担当の方から他の3色を刷ってみたところ、
白が乾ききっておらず印刷機のブランケットにインキがとられてしまう(=せっかく刷った白が
薄くなってしまう)ので、明日改めて刷ることにするというお話がある。
こちらがわがままを言っているにも関わらず「それでも駄目なら…白の3度目だな」と提案いただき
その職人魂に頭が下がる思い。本当にありがたい。

今日刷ったものをいただいて、少し印刷担当の方とあれこれお話しして(これも楽しかった!)
工場をあとにする。もっともっと印刷のことやインキのこと、紙のこと、知らなくては、と
思いを新たにする。そのためには現場の方といろいろお話しできるのが一番だ。
もっとそういう機会を積極的に作りたいと思う。

ともあれ、自分の作ったものが具体的な形になっていくのはいつ見ても興奮するなあ。
店頭に本が並ぶ日も近い。

1)工場の近くで昼食。特製スパゲッティである。ピザ味のスパゲッティ。

2)ここが、それを食べた喫茶店。地元に根ざしている感じ。