ぞくぞくとオープンキャンパスのために制作したものが具現化してきている。
今日は、当日にアンケートに答えた来場者へのノベルティの色校正。
他のグッズとリンクしているので、それぞれの色の印象が合っているかどうかが一番気になるところではあるが
その比較対象は月曜日にならないとみられないので、現段階で判断。
思ったほどには濁らず、強い印象で出ていたのでOKを出した。
あとはそのノベルティに必要な部品の色を指定したら、完全なGOサインとなる。
本来はありもので…ということになっていたのだが、イメージに近い色がなく、
結局業者の方の「より良いものを作りましょう!」というご好意で指定の色に染めあげていただくことになった。
こういう方々とお仕事ができるのはデザイナーとしてとてもテンションが上がる。ありがたや。
早く実際のものを見ていただきたいところだが、まだ秘密。
納品後に画像をアップしたいと思う。
◎本日の読了
『図書館内乱』有川浩 角川文庫
『姉の結婚』1 西炯子 小学館

何れ菖蒲か杜若と言われるだけはある。アヤメかカキツバタかハナショウブかがわからない…。
多分アヤメではなかろうかと。

絵に描いたような空でありました。
東京都現代美術館で開催されている『MOTアニュアル2011-世界の深さのはかり方』が最終日だったので
駆け込んできた。知人の冨井大裕さんの作品がとてもよいから見逃すな、と周囲から聞こえてきていたので、
これは観ておかねば!というわけである。
天井が高く真白な壁の空間に、彼のカラフルな作品はとても「しん」とした風で高潔な感じさえした。
特に『ゴールドフィンガー』はまるで宗教画のよう。
多く日常で見かけるものたちがそのたたずまいを変え、そこにあることがよく似合っていた。
なんだかあの空間すべてが冨井さんのすごさ(というと安っぽいが)を示していたと思う。
小品がいくつも並べられたガラスケースを前に、友人と「これが好きだな」「私はこれだな」などと
ささやき合い、「あ、これはメッセージ性高い感じだ」「うん、なんか『わかりやすい』感じだ」と語ったあとで、
そもそも私には冨井さんの作品ひとつひとつの意図(あるいは経緯)を言葉にすることすら
到底不可能なくせに「わかりやすい」と感じることがあるって不思議だよな、と思った。
これは決して具体的に何かがわかっているわけではなく、あくまで 感じ でしかなくて、けれど
それが大事な気がしたり、この感覚は同一作家の作品が複数点置かれていることで
初めて持ち上がってくるものだろうなどと思ったり。
ただ、よくわからないけれど「わかりやすい」感じがあったことは確かで、その感覚はぜんたい奇妙だった。
ちなみに冨井さんはこうHP上で述べている。
『作品とはわからないものである。そして、どの様にわからないかという「わからなさの質」を求めるものである。』
にゃごにゃご。
その他、八木良太さんの作品も気負いなく自然体な感じがして(それは文章がそうさせるところもあるのかも)、
とても素敵だった。この人がどんなものをどんな風に観ているのか、興味がある。
池内晶子さんの作品には思わずため息がもれる。宙に浮く面は地下を強烈に意識させるものだなあと
好き勝手なことを思う。
よくわからない、と言われがちな現代美術だけれど(そして確かにそういう側面もあると思うし、
意図や意味がわかることですっきりしたい、方向性を示唆されたいという人間的な気持ちも否めないけれど)、
観る基準は決してわかるか否かだけではないのだと、実際に作品を目の当たりにすることで実感する。
人間の感受性はそんなに鈍いものではないと思う。
■
その後、同時開催されていた『田窪恭治展-風景芸術』を観る。
私にとって、名前で作品が浮かぶ作家ではなかったけれど展示内容は興味深かった。
何年もの時間をかけてのプロジェクトとそのためのたくさんの習作、ひとつひとつが面白い。
模型はオブジェといって差し支えがないし、ドローイング1枚とっても美しく、
習作の数々は観る者の脳裏に、作家の手が休むことなく動き続けていることをあらわす。
ああ、こんなラフスケッチを描けたらなあ、などとすっとんきょうなことを夢想する。
若い頃に作られた『オベリスク』シリーズも印象深く美しかったなあ。
観て思ったまま、好き勝手なことを書いてしまったが、とにかく今日はいいものをたくさん観た。眼福。
◎本日の読了
『図書館戦争』有川浩 角川文庫
今日は久しぶりに「なにもしない」と決めた。
ただぼんやりしたり、本を読んでみたり。
なにもしないぞ、と思ってしまうと心に余裕ができるのかとてもリラックスできた気がする。
こういうのも必要だなあ。
◎本日の読了
『銀のいいまつがい』糸井重里監修 新潮文庫
今日は本当に強風だ。髪の毛がもっさもさになる。
でも、前を歩いていた茶髪の女性ももっさもさだったから、そんなもんなのだろう。
打ち合わせで立川の紙工会社へ出向く。少し駅からは遠いけれど、
立川にあんな風景があるのだと新鮮で面白かった。
会社の方はみな丁寧で親切で、なんだか嬉しくなる。
私は知らないことがたくさんあるけれど、どんどん聞いていいのだと思わせてくれて
あまり緊張せずにあれこれ聞くことが出来た。
なかなか理想の紙を使うのが難しいことも多いのだが、今回はドンピシャで
楽しめている。ああ、ありがたい。
こうやって少しずつひきだしと経験を増やして、職人的スペシャリストになりたいと思った。
それにしても、そこで聞いた職人技にも興奮。ああ、実際に見てみたい…。
帰りに本屋で
『ふらり。』谷口ジロー 講談社
『少年少女学級団』藤村真理 集英社
『図書館戦争』有川浩 角川文庫(やっとでた!!!)
を購入。最近とんとむさぼるような読書が出来ていないのでだいぶ活字欠乏症。
ただ活字を頭に入れるには、ある程度の精神的ゆとりは必要だよな、と思う。
ゴールデンウィークに少しゆっくり出来るといいなあ。
そして、とうとう今日、秘密の扉を開けることに成功。むふふ。
携帯の通話機能がおかしいので修理にいく。
携帯ショップはいつも混んでいるイメージだったが、中途半端な時間のせいか
とてもすいていた。 症状を話し、いろいろ見てもらった結果、
PCでいうところのフリーズと同じような状況だったらしい。再起動をかけて復旧。
思いのほか簡単なことだったので拍子抜けしたが、すぐになおってくれてよかった。
これでしばらく何もなければ、問題なさそうである。
ショップにはあふれるほどのキノコが。

帰りに目についた古本屋へ立ち寄る。
ほるぷ出版から「名著復刻全集 近代文学館」として復刻されているものたちが
ワゴンセールだったので、嬉々として『風立ちぬ』と『海潮音』を購入。¥200/冊と格安。
(前者は明らかにN島先生の影響を受けた買い物だなあ…。でも読みやすい組版だと思う。)
これらを見たおばさま方が出版当時の本物だと思ったらしく、
『誰かが亡くなって、一気に出たのよね、きっと』
『ほんと、昔の本ってこんな感じだったわよねぇ〜』
『でも、200円はないと思わない? ほら、これ(←誰でも知っている名著)とかさ〜ぁ』
という会話をしていた。それを聞きつつ、心の中で「これは…復刻版です……」とつぶやく。
それから保育社の『標準原色図鑑全集18 飼鳥・家畜』を購入。これは¥300。
鳥には憧れがあるけどなかなか「飼う」という一歩が踏み出せないので、これを見て我慢。
買わなかったが『伊藤忠太動物園』という本が気になる。高額だったのでのぞくだけ。
でも、この伊東忠太という人に興味があるなあ。一見したところ、面白そうな人だ。
最近読んだ本たちリスト。
『世界音痴』穂村弘(再読)
『鉄道少女漫画』中村明日美子
『曲がり角のボクら』中村明日美子
『欅の木』内海純一郎+谷口ジロー
最近『おべんとうの時間』という本を読みました。
ANAの機内誌『翼の王国』で連載されているものを数回読んだことがあって
その時から独特の空気を放っていたのですが、それが1冊にまとまると
とても力があります。丁寧に人に出会い、話を聞いていったに違いない。
この世界にはいろんな仕事があって、生き方があって、暮らしがある。
そのことを思い知らされました。
こんなにたくさんの生き方があったら、幸せのかたちだってひとつじゃないよなあ。
そりゃそうだよなあ…ってなんだか元気になりました。
どうやらこの本、最初から連載のあてがあって初めた取材ではなく、
自分がやりたいというところから手探りで出発した企画。
きっと苦労も多かったと思うけれど、それでも行動した著者のお二人に勇気づけられました。
やってみたいことはやってみる。想像しているだけじゃあだめなんだよな。
■
興味があれば、ぜひ。オススメです。
私たちもおべんとうの話、まわりの人としてみたらどれだけでも話せてしまいそうです。
きっと普通だと思っていたお弁当って、普通じゃないんだろうなぁ。
友人や母とそんな話をしたくなりました。