13.09.21【その2】TABF2013

きっとなにもなかったら行かなかったろうけれど、
自分も関わったので、アートブックフェアに。
以前、別の会場で行なわれていた際に一度行ったことがあるのだが、
狭い空間に満員電車並みの人の群れで空気も悪く辟易したのを覚えている。
今回はどうかなと思ったら、少しマシになっていた。

ひとまずfridgeのブースのみんなに会いに行き、
(みんな、オツカレサマ!!)
その後新潟で紙漉をしている友人M嬢のところへ。
和紙の話をしてワクワクしてから、印刷会社やインキ会社、
紙業者のブースが集まったプリンティング・セクションへ。

………正直言うと、個人的にはここが一番面白かった。
紙見本などをいただいたり、購入したりしながら担当の方と話をする。
インキの特徴、使いたい時にどうしたらいいか、
板紙の種類や制作方法を質問したり、独自の技術について話を伺ったり。
ああ、面白い!大変にエキサイティングでした。
みんなが自分の立場で仕事に情熱を注いでいて、作ったものの良さは誰かに伝えたいものなのだ。
それがよく伝わってきたのが嬉しかった。
一緒に仕事をするなら、断然、情熱のある人がいいもんな。

素材がどうやって出来ているかを知ることは「どう使い得るのか」に繋がるので
些細なこともすごく興味がある。
(それに実は専門家にとっての些細なことこそがこちらの驚きだったりする。)
もっともっと業者の方とデザイナーの距離や立ち位置が近くなればいいし、
そうしていきたいな、と改めて思った。