14.05.13 観てきた

一緒にいると楽しくてたまらない2人と一緒に『キトラ古墳壁画』展を観に行く。
朝から大雨。そして朝なのに上野はすごい人。
平日なのにみんななぜここに…と自分のことを棚にあげて不思議に思う。
まあ、おじいちゃんおばあちゃんたちはいてもおかしくないけれど。
開館から1時間30分ほどだったが、既に館内に入るのに90分待ち(多分実際はもっと待ったと思う)。

普通だったら絶対にこんな行列に並んだりしないけれど、
2人と一緒だったらそれだけで楽しかろう、とどこか浮かれた気分で末尾へ。
今後見ることもなさそうなリンボーダンスを見たり、
今考えていることや、いつも不思議に思うことを話してみたり、
視線をお互いの背の高さに合わせて新鮮に思ったり。
お腹は減ったし足も疲れはしたけれど、こういうなにするでもない時間に
つらつらと話すのはとても楽しい。


さておき、ようやく入館して展示会場へ。展示そのものはこじんまりした雰囲気で、
人の隙間をぬっては壁画の精巧な複製を見たり、発掘された副葬品を眺めたり。
壁画そのものを守るためにひんやりした会場内でしゅくしゅくと(?)
キトラ古墳の壁画との対面に向かう。思ったよりもずっと小さな画は今も鮮やかで、
それを見ながらずーっと昔の画工に思いを馳せる。

なんだか「観た」という事実そのもので満足してしまうものって
ある気がするし、この壁画たちもそうなりやすいものだと思うのだけれど、
遠い遠いひとの営みを思うことが出来たので、「観た」だけで終わらなくてよかった。


気付けばもういい時間なので
昼食を食べ、少し移動してKITTEのインターメディアテクを楽しみ、
最後はとても美人さんなケーキを食べてほくほくする。

いい1日なのであった。