全5回に渡った製本特講の最終日。
早い人は30分くらいで最終行程を終えて完成となった。
さすがにここまでくると各自のスピードに差が出てくるが、それでも今年は
ほとんどの人が完成に至ったのは驚くべきことだった。
「きっと、どこか行ってくださいね」と先生が分かれ際におっしゃったことを
忘れずにおこうと思う。行動すればそこには何かがついてくるに違いない。
今週末に迫ったオープンキャンパスにむけて、いよいよエントランスサイン(看板)が設置されることになった。
例年と設置方法は変わらないのだが、キャラクターが固定用の部品取り付け位置にかかってしまっているので
業者の方が苦笑されていた。絶対に取り付けにくかったと思う。
それでも丹念に作業をしていただき、無事にキャラクターたちが所定の位置についた。
看板が並び、キャラクターたちが飛び出しているのをみると思わず感激。
自分で作ったものだけれど、いざ実物が出来てくるとその物質感に圧倒される。
イラストレーションを担当してくれた角さんも途中様子を見に来て、「ぎゃー!」と興奮。
ふたりしてムフムフしていた。
これから約1週間、皆さんをお出迎えである。ぜひぜひ実物を見てもらいたい。
「絵に描いた餅さん」というキャラクターを位置確認用の目印にしていたら、設置してくださっていた方から
『「絵に描いた餅さん」はそれでフルネームなんですか?』と聞かれた。
「そうですよ」と答えると『フルネームだってさ』ともう一人の方に伝えている。
それからあれこれとキャラクターについての話をしたり、次に作るならこんな看板を…と妄想したり。
『手がこう…ぱたぱたするのとかどうですか』とか『赤外線センサーつけたり…』なんて話とか、
以前手がけた看板の実例を教えていただいたりとか。
業者の方とこういう何気ない会話をするのはとても刺激的で、
もっといろいろ話しながら一緒に何かを企画していけたら絶対楽しいなあ、と思う。

まずは『博物図譜とデジタルアーカイブ3』のバナーを外すところから。
植木の上部に板を渡して足場を作ります。ほほ〜!
ちなみに『博物図譜…』展はオープンキャンパス当日も開催しております。

キャラクターが部品が通る穴を塞いでいるのでお二人が四苦八苦。

バナーが次第に看板に変わっていく。どちらも自分で作ったのでなんだか不思議な気分。

まず一番にお出迎えするのは「むさ吉」です。他の看板詳細は見てのお楽しみ。
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◎本日の1枚

タチカワブラインドの使用上の注意事項にあったイラスト。素朴でかわいい。
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◎本日の読了
『天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編』上橋菜穂子 新潮文庫
オープンキャンパスのエントランスサインとなる看板の加工指示のため、池袋の『エース工芸』さんにお邪魔する。
今回、一部のパーツを浮かせる形で看板を作ったのでその場で位置を調整しながら決定。
作業をしてくださっている方が、手慣れた様子でマーキングしていく。
1枚だけ立体化させてみて最終確認とし、あとは完成を楽しみにするだけとなった。
素材や掲示方法などをずっと相談してきた『(株)日本アルトマーク』のI氏も
とても気に入ってくださっていてそのことが嬉しかった。

マーキングされた看板と工房。なんだかこういうのっていいなあ。

看板設置の際に使用される部品。話には聞いていたのだが見るのはこれが初めて。

接着に使用されるシリコン。こういう素材は普段あまり馴染みがないので興味深い。

決めた位置に合わせてゲタを履かせたキャラクターが接着される。
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◎本日の1枚

池袋駅で思わず激写。警察も相当腹に据えかねているな…。
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◎本日の読了
『天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編』上橋菜穂子 新潮文庫
オープンキャンパスのスタッフTシャツが完成。
一度色校正があったのだが、それを参考に口頭で修正指示をして
次に見るときは完成時、という流れだったのでどうなったか…とヒヤヒヤしていた。
が、結果的にはバッチリ!
目に痛い感じは抑えつつ彩度は保った状態、というのにきちんと応えていただけた。嬉しい。
オープンキャンパス当日はこのTシャツが一般販売もされるようなので、
気になる方はぜひムサビへ!
※写真は後日UPします。しばしお待ちを…。
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◎本日の読了
『天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編』上橋菜穂子 新潮文庫
▷ファンタジーには細部がいかにリアリティがあるか、が求められると思う。
その点で上橋さんの作品は絶品である。
ぞくぞくとオープンキャンパスのために制作したものが具現化してきている。
今日は、当日にアンケートに答えた来場者へのノベルティの色校正。
他のグッズとリンクしているので、それぞれの色の印象が合っているかどうかが一番気になるところではあるが
その比較対象は月曜日にならないとみられないので、現段階で判断。
思ったほどには濁らず、強い印象で出ていたのでOKを出した。
あとはそのノベルティに必要な部品の色を指定したら、完全なGOサインとなる。
本来はありもので…ということになっていたのだが、イメージに近い色がなく、
結局業者の方の「より良いものを作りましょう!」というご好意で指定の色に染めあげていただくことになった。
こういう方々とお仕事ができるのはデザイナーとしてとてもテンションが上がる。ありがたや。
早く実際のものを見ていただきたいところだが、まだ秘密。
納品後に画像をアップしたいと思う。
◎本日の読了
『図書館内乱』有川浩 角川文庫
『姉の結婚』1 西炯子 小学館