13.08.06 おいでませ

今日はK下さんが遠方から展示を観に来てくれるというので
嬉々としてお出迎え。本当はO氏も一緒ならいいのだが、
都合によりあとから合流ということになった。

昼には僻地の食を開拓すべく、自称「心のカフェ」へ行く。
日替わりパスタ、としてメニューが書いてあったのだが、
注文時に「どれがいいですか?どれでも…」とお店の方がいう。脱力。
さすが心のカフェ。おもてなしに余念がない。
こまごまとつっこみながら割とお店自体を楽しんでしまったな。
2階で行なわれているカルチャースクール的なものについて解説を受けたらしく、
外に出たあとでK下さんが「なんで僕に言ったんだろ…」とつぶやいていたのが可笑しかった。
私は上から聞こえる「首が…」「首を…」という声を聞きながら
「まさかマッサージ講座でもあるまいし…なんだろ」と思っていた。

その後ムサビに行き、展示を鑑賞。
『ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか』は2度めだったけれど、誰かと観るのは面白いなと思った。
頭の中に浮かぶ「?」や「!」などを分かち合うのは刺激的だ。
私は〈幻となったイサム・ノグチ「広島平和記念公園慰霊碑」、白井晟一「原爆堂」〉の模型が
気になって仕方がない。偶然にも8月6日にこれを見ていることに思いをはせる。

続いて『ムサビのデザインIII』を見ていると、建物全体を打ち鳴らす豪雨。
きっとO氏が近付いてきてるんだ。
上水を歩きながらK下さんが言った「『ゲリラ豪雨』ってバカっぽいよね」という言葉を思い出す。
(こうやって書くとわかりづらいけど結構真剣な話)
こちらも2度目だけどやっぱり誰かと観るって違うなーと再確認。
音楽家のK下さんが目を留めるものは以前私がサラリと流したものだったりして、
よく見たら随分心をくすぐられるものだったりした。
あのレコード、聞いてみたいな。

そして本星(?)の『タイポグラフィ 2つの潮流』展。
1時間もあるし、まあかいつまんで話をしながら観れば大丈夫だろうと思っていたら
半分観たかどうか…というところで閉館になってしまった。
閉館音楽がなぜか鳴らず、監視員の方が困り顔で「あの…もう終わりなんです」。
な、なんと…。でも、まあ聖書のあたりは見られたから一安心。
しつこいようだが、やっぱり誰かと観るのはよいなあ。
つたないながらも解説を…と思うと自分の知識を総動員して口に出すし、
そうすると記憶の底に沈んでいた「そうだよ、ここが面白いんだよ!」ってところを
またつかみ取ることが出来る。勉強になります。


閉館にあわせて(というわけでもないだろうが)
O氏が合流、そのままUターンで夕食に繰り出す。
途中Oちゃんも加わって、4人でわいわいと阿呆な話などを
しながら気楽に楽しむ。あー、楽しかった!!


▷「写真撮る?」とOちゃんが食べるのを待ってくれたので激写。
 下の2枚はOちゃんチョイスで、他の2人に「子どもみたいなメニューだな!」って言われてた。
 でも大人でもおいしかったですよ。