13.07.29 セッティング

武蔵野美術大学 美術館・図書館の展覧会『タイポグラフィ 2つの潮流』に関連して
8月18日に開催される活版印刷体験プログラムのお手伝いをしています。今日は、その準備の日。
学生サポーターが考えたプログラムの最終工程をP氏・Uさんとセッティングしました。
準備されたフレームに合わせて金属活字の位置を調整したりスペーシングをしたりという、
久しぶりの行為にあらためて「いやはや、昔の人に脱帽!」と思わされつつも
やっぱりワクワクしている自分がいました。


▷文字の位置を調整中の試し紙。

実際の作業をしながら展覧会で展示されている聖書などのことを思うと、
どれだけ果てしなく、そして技能を持った人たちに支えられて成し遂げられた偉業なのかを
(きっと私のキャパシティでは追いつかないほどに)想像することが出来ます。
その果てしのなさに立ち尽くすしかないような気にとらわれたりもしますが、
私たちがすべきことは、今の時代に出来る精一杯で彼らに返事を届けること。
そして先の時代の人に「てがみ」を出すこと。最近、そんな風に思います。


さて、このプログラムの参加者はまだまだ募集中のようです。
対象は中高生なので、もし周囲に興味のある中高生がいたらぜひお声がけ下さい。
詳細はこちらからどうぞ▼
武蔵野美術大学 美術館・図書館HP(「お知らせ」の項参照。)
武蔵野美術大学 美術館・図書館 公式Twitter
体験プログラムチラシ