11.08.15 長崎5ー精霊流し

今日は精霊流しの日。
しかし、昨日からコンスタントに豪雨がやってくるという奇妙キテレツな天気のため、
どうしたものか、とみんなで様子を見守る。

どちらにしても、夕方からなので昼間は鍛冶屋町にある「崇福寺」へ。
中国様式のこのお寺は面白い作りをしているし、お祀りしているものも違うので興味深い。
個人的に気になったのは「千里眼と順風耳」。


▷ちょっとくねくねした狛犬たち。


▷門扉についている飾り。


▷これも扉の飾り。かわいい。

▷………ん!?(ズーム↓)


▷あっ!猫!(雨宿り中)

雨模様だったのは朝からだが、崇福寺を出る際に超豪雨。びっくりするくらいの豪雨。
なにがあった、なにが!とつっこみたくなる。
20分程度待つとようやくおさまったので、行きたかったお店に父と甥っ子と一緒に行く。
観光名所の眼鏡橋近くのそのお店に着いたら「15日は休みます 店主」
……がっくし。 仕方がないので別のところへ買い物に行った母や姉たちと合流。


▷街の和菓子屋さん。盆菓子がきれい。

昼食は「吉宗(よっそう、と読む)」に。久しぶりにここの茶碗蒸しと蒸しずしを食べた。
はー、美味。
父が注文したクジラの刺身(赤身)を甥っ子がいたく気に入ったらしく「美味しいねえ」と
いいながら、よく食べていた。

夕方、結局コンスタント豪雨はおさまらず、船は男性陣が流し場まで持っていくことに。
私は流し場まで行ったことがなかったので残念無念。豪雨の合間をぬってお供えを乗せた船を見送る。
周囲からも雨の合間を縫ってぽつぽつと船が出てくる。
すぐ近くの家からは割合大振りの船が爆竹も高らかに、流し場へ向かっていった。


▷船。先頭の赤いところに「◯◯家」という家名が入っている(都合上削除済)。
 この船は一番小さいのから数えて2番目の小さなもの。


▷船の後ろ姿(段ボールは単なる置場)。提灯には灯りを灯す。


▷先頭の人がこれをたたきながら進みます。


▷出船。船には仏壇にお供えしていたものが乗せられている。

メイン通りになるところでは爆竹も大にぎわいだと思うが、坂の上の家では遠くに時々聞こえるくらい。
(さだまさし氏の歌のイメージで精霊流しを静かな行事だと思う人も多いらしいが、耳栓必携のにぎやかな行事である)
お墓での花火も出来ないので15日にしては驚くほど静かだと叔母さんが話していた。

ずぶぬれ覚悟で出て行った叔父さん達は運良く降られず、船を流すことが出来たらしい。
みんなで夕食を囲んでいるとまたコンスタント豪雨がやってきて、「間一髪だねえ」などと話す。


▷夕飯のもち魚。