11.07.08 [その2]入ってみる

先述の展示に行く前に昼食を食べるところを探してさまよう。
銀座には飲食店がたくさんあるけれど、いざとなるとどこに入ったものか…となってしまう。
もういい加減、どこでもいいから空腹を満たしたいと投げやりな気分になってくると
普段ならあまり入ろうと思わない場所にあるお店に「入ってみるか」ということになる。今回もそのクチだった。
そしてそんな時はなんだか冒険のように急にワクワクしてきて、自分だけが特別な場所を見つけたような気にさえなる。


細い路地の中間辺りに半分くらいみえているのがお店の看板。


銀座にもこんな階段があるのだった。

細い路地と暗い階段を登っておそるおそる入口を開けてみるときちんと整えられた、こぢんまりした空間があった。
これはなんだかいいぞ、とその瞬間思う。まるで『孤独のグルメ』の世界である。
お店の方も静かに空気に馴染んでいて、こちらが緊張するような雰囲気が一切なくてありがたい。
注文した海老フライは、細かいパン粉でさっぱりとまるで脂っこくなく、
ぎゅっと身の詰まった「まさに」海老フライだった。うーむ、大正解。

そして、夕飯は気まぐれに西荻窪で下車して目についたお店に。
この空間に3階が!?と驚くお店だったけれどそれがかえって落ち着く雰囲気で意外と心地よい。
しかも注文したご飯がとてもおいしかった(鶏のココナッツ炒めご飯…とかそんな感じのもの)。
今日のご飯は大当たりであった。


頭上にゾウが光っていた。