11.06.24 富士塚

長谷川佐知子さんの個展『白い家』を観に八丁堀へ行く。
白い空間に白い石彫。どんなことを考えながら作るのか詳しいお話を伺ったことはないが、
ギャラリーに置いてあった雑誌の取材記事を見ながら興味深く拝見。
自然物にはかなわない、という言葉に共感しつつ、その思いにとどまらない姿勢に感じ入る。
白い石彫は、まるで鉛筆でゆっくり丁寧に描いたドローイングのようだった。

その後周辺をぶらぶらしてみたら「鐵砲洲稲荷神社」というのがあった。
神楽殿、百度石、力石、針塚…などなんだかいろいろ揃っている(?)神社であったが
何よりも初めて富士塚を見た。近くまで寄ることは出来なかったが、
解説文によると富士山の溶岩で築かれているらしい。衝撃!
その山頂には末社鉄砲洲富士浅間神社が鎮座するのだそうだ。ほほー。
神社もそうだが、この富士塚も何度か移築・再築を繰り返して今の場所に。
江戸関連の書籍や神社関連の書籍を読んでいると富士塚と出てきて、
「そんなものがあるんだなあ」と思っていたので、実物をみると感慨深かった。


おお、お百度さんだ。


本堂の横になぜか二宮金次郎さんがいた。


富士塚、富士塚(興奮ぎみ)!

さらにその後、あちこちをぶらぶら。
都心ではバーゲンが始まっていて、ふらりと入ったお店でとても好みの服を見かける。
とはいえ30%オフでも2万円を超えられちゃあ、すごすごと退散するのみである。

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◎本日の読了
『風光る』30 渡辺多恵子 小学館