11.04.15 ファンタスティックぎりぎり

ふとそういえば『イリュージョニスト』が観たいんだったなぁ、と思って
映画館の上映スケジュールを観ていたら、同じく観たいと思っていた
ファンタスティック Mr.FOX』が(その映画館では)今日で上映終了になることが発覚。
時計をみると1時間30分後が最終上映。
こりゃいかん、と珍しく即行動(普段はあまり映画に熱心ではない)し、
ぎりぎりファンタスティックに間に合った。

これがストップモーションなんだからすごいなあ。CGだって自分では出来ないから
そりゃあそりゃあすごいのだが、ストップモーションの場合、その手間ひまが想像しやすい分、
「これが、全部…かぁ。うへぇ」と思いやすい。

内容はというと、話の展開がスピーディーで、その辺りは児童文学ならではなのかもしれない。
でもそのスピード感と、急に動きが速くなるキャラクターたちが妙なコミカルさをたたえていて、
思わず脱力。そこを面白がりながら笑ってみることが出来る映画だった。
「いる?今のシーンいる?」と否定的ではなく好意的に思って笑えたりとか。
目の表現なんかをみていると2次元のアニメーションやコミックの表現を彷彿とさせて、
その使い方もうまいなあと思う。 これは何回か観てもいいな、と思う。
オオカミの存在の扱い方など、消化不良というか…謎な部分もあるが、
それは原作読んだらもう少しわかるのかもしれない。

ともあれ、観に行ってよかった。