13.12.08 シュルルンシュンと音がする

Kさんに連れられて釣りに行く。久々だー。しかも初めてのニジマス。
3:40に近所のコンビニで待ち合わせ、Kさん&Sさんと合流する。
あまりに早い集合時間だったので、寝ずに来たけれど意外と元気。
その後、UさんとLさんも合流して一路、栃木へ。
真っ暗だった外の景色は次第に夜が明けてきて、きれいだ。
どうでもいいが、途中止まったSAはなぜか牧場のようなにおいがした。なぜだ。

釣り堀に到着してバッジをつけたら早速、開始。
私はあまりに久しぶりすぎて、竿の使い方すらあやふやになっていて
師匠・Kさんが「すっかり忘れとるな!」と笑う。いやはや…。
しばらく投げて、巻いて、を繰り返してなんとか慣れてくるが魚はまったくかからず。
KさんとLさんは「今日はシブいな―――」と口がヘの字だ。
「シブい」っていうんだなぁ、と変なところを面白がりながらスプーンという疑似餌をつけた竿を振り続ける。

個人的には、この動作の繰り返しが結構好きだ。
もうちょっとこっちかなとか、あの辺に投げようとか、生き物っぽい動きはこんなか?とか
そういうことはうっすら考えているのだが、
根源の部分では何も考えておらず、淡々と動作を繰り返すことに集中していると
心が平静になってなんだか心地よい。


▷魚は時間を追うごとにどんどん活動的になってきて、あちこちで跳ねたり
 針の近くや岸辺を行ったり来たり。でも全くかかってくれない…。
 ちょっと疑似餌を一瞥してはフン、とそっぽを向いてしまう。かしこい!!

何度かアタリはあるものの、いつも捕らえ損ねて「わーん!」「ああっ!」とか言いながら
しばらくスプーンを投げていたのだが、まったくかからないので
フライフィッシングを試させてもらう。これは見るのも初めてだったけれど、
糸を繰り出す際のシュルルンシュン、という音と手応えがとても気持ちよくて好きだなーと思う。
長い糸を投げるのにしばらくかかったけれど、慣れてくると糸が空中で弧を描くのも素敵だった。
ルアーと違ってアタリがすごくわかりづらいので、目を凝らして針の辺りとマーカーを観察。
それでようやく、1匹釣ることが出来た。わー!
釣れなくてもひたすら竿を振るのは楽しいけれど、やっぱり釣れると張り合いがある。
結局1日の釣果はたったその1匹だったものの、それがあるかないかって大きいんだろう。
この日、メンバーはめでたく全員釣果があり、よかったよかった。


▷メンバーが並んで糸をたらす。Uさんは初めてだったのだけれど、
 とても劇的な釣りを披露してみんなで大盛り上がり。

Kさんはアタリを感じられないフライはいまいち好きじゃなかったらしいのだが、
バス釣りやルアーで感じられる「コンコン」という魚からのノックは本当にとても
いとしい繋がりなので、わからなくはない。あれにはなにか「確かさ」がある。
でも私はあのシュルルンシュン、もすごく好きだと思った。
 
 
帰りがけにみんなで夕食。車を「寂しくならない駐車場」に止めて、
しゃぶしゃぶだー。もりもり…食べ過ぎた!!

釣りも、行き帰りの車内もわいわいと楽しく、良い時間でありました。

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◎本日のお言葉
「今、名古屋にいて行けないんですよー」by Lさん
 私はこの言葉を忘れないだろう、と思うくらい衝撃的なひと言。