13.04.29 静かな空間

ここ最近「砂場に座り込んでスコップの先で円錐の穴をそっと掘り進めるような作業」を
ずっと繰り返しているので、あの日はどの日だ?と日にち感覚が鈍っているけれど、
今日は静かな空間で、各自が黙々とそれぞれの作業した日。
みんなに比べて、私の脳みそはあっちいったりこっちいったりしていて
効率的ではないけれど、何度も反芻しながらやることを確認。


至福の空間で、とてもとても美しいものをみる。
とても、とても。
それは繊維の集合とその上に載った黒みの集合であるだけに違いないのに、
どうしてこうも「美しいこと」が純然とせまってくるのだろう。

これはそうしたものが好きな「私たち」の感覚なのか、
それとも「ヒト」なら察知できることなのか…不思議でたまらない。
でもどっちだったとしても、すごいことだと思ってしまう。

形態はごくオーソドックスなのに、素敵だ、とわかる。
「思う」のではなく「わかる」のだ。
そしてこんなものがつくりたい、と願う。
「いいね」「素敵だね」「そうだね」「とてもね」
繰り返し、そんな言葉を交わし続けるのは幸福。

ちなみに私がずっと「おばあちゃん」だと思い込んでいたものは
「タルボット」氏でした。勝手にビックリ。

かくて、エキサイティングな日々です。…が、
Kさんにそんなこと言ったら
「………」っていろんな感情のこもった顔で
凝視されそうだけど。