11.08.13 長崎3

今日はお坊さんが来る日。

初盆の家にまわる日らしく、今日のお坊さんは多忙だと聞く。
朝の9時くらいに来るはず、ということになっていたが、なんとなく親族が8:30くらいに集合。
そうしたら、ちょうど全員集まったタイミングでお坊さん到着。
「わあ!」とみんなで慌てて仏壇の前に並ぶ。
私は実家に仏壇があるわけではないので、お葬式やお盆くらいでしかお坊さんの後ろでお経を聞くことがない。
そんな少ない経験上、足がしびれてもぞもぞするくらいの時間はあるよな、と予想していたのだが…

お坊さんがお経をあげ初め、終わるまでの時間、およそ5分。
親族全員が「え、終わり!?」と心の中でびっくりしていると
お坊さんが早口ですみません、といいながら今日は50件まわると話す。うひゃー。
(それでも少ない方らしい) お話もそこそこに慌てて立ち上がって嵐のように去っていかれた。
やはりこの時期のお寺さんは大変なのである。

その一部始終にあっけにとられていたものの、はたと我に返りみんなで爆笑。
「早かったーー!」「足もしびれんかった!」と盛り上がる。

その後はお参りにいらした方の対応など。
合間合間で仕事をしていたら、甥っ子がPCに興味津々。
絵も描けるよと言ったらこんな絵を描いた。鳥が秀逸。右下にあるのは鐘だそうだ。

夕方からはお墓参りへ。長崎のお盆は長崎のお盆は花火、花火、花火、である。
というわけでお墓参りでも花火。昨日購入した花火はお墓でやるためのもの。
叔父さんがお墓に提灯を立て、独特の黄色の長いお線香でお参りしてから、いざ!
甥っ子姪っ子や、義兄、従妹のダンナ様は初めての経験なので、目を丸くしている。
小さい頃から経験している私たちは嬉々として花火に手を伸ばし、気付けば片手に2.3本持ってたりする(笑)

13日は初盆の家だけなので大したことはないが、それでもロケット花火や爆竹が墓地のあちこちで音を鳴らし、
時々破片がよそから飛び込んできたりもする。
「あいたー」とか「あちー」とかいいながらもお互い様なので、会釈で会話。
1日中花火のことしか話題にしないくらい楽しみにしていたのに、大きい音が苦手な甥っ子姪っ子は泣きそうな顔。
きっとイメージしていた「花火」と違ったんだよね。びっくりしたに違いない。
姪っ子は鳥籠になる仕掛け花火を見せたら、気に入ったらしく少し元気になったけれど。

明日明後日はもっとお墓中で花火が行なわれるので、どうなることやら。


▷墓地からの風景。長崎は坂の道のせいか、空がとても広い。


▷甥っ子が買ってもらった分の花火。これ全部僕がやるんだー!と言っていたけれど…。


▷小さい頃、姉が絶対に買っていた「タコ踊り」花火。今は「エレガンスな銀タコ」というのもあった。


▷永遠の個人的No.1ヒット花火の鳥籠花火。姪っ子も気に入りました。


▷長崎は仕掛け花火が多くて楽しい。


▷お墓に掲げられた提灯。


▷左がうちのお墓、上空には他のお墓から打ち上げられた花火。